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新井総合を撃つ 4 [産廃処理場]

「環境影響評価」(アセスメント)は、ご承知のように4段階に分かれている。新井総合はすでにその最終段階を28年12月1日に終えている。しかしこの過程でとんでもないことが起きた。

3段階目にあたる「環境影響評価準備書」(27年7月21日程出)の段階で、県の「準備書に対する環境影響評価委員会」で、委員から重大な指摘がなされている。
「新井総合が提出した地質断面図で帯水層が異なれば、地下水には影響がない旨が記載されているが、これは大きな誤りである。地下水に完璧な不透水層は存在しないというのが地下水学の考え方である」
という指摘である。

新井総合側は、「たとえ汚染水が地下水に流入したとしても、その層は、久留里の井戸より10mも深い層であり、その上不透水層があるので心配はない」という趣旨のことを言っていたのである。

更にこのことについて、講師の地質学の佐々木悠二先生は、久留里駅前の井戸の「柱状図」(井戸を掘ったときの地層の状況を明記したもの)を発見し、
「この柱状図によれば、新井総合の説明は、層の斜度が間違っている。久留里の井戸の層につながることがはっきりしている。新井総合の言い分に自信があるのであれば、ぜひボーリングして確認することだ。」
と発言されている。

市民団体側は「新井総合に久留里までボーリングで確認するよう、君津議会に請願」し、君津議会は全会一致でこの請願を採択した(28年12月20日)
次いで同じ趣旨の請願を、千葉県議会に提出。県側の答弁は「事業者から提出された申請書には、現地調査や文献調査に基づく調査結果が添付されており、そこには処分場の設置は周辺地域の井戸水の影響を与えないと書いてあります」という答弁であったが、29年7月22日、県議会としては珍しく全会一致で採択された

ところがこれがどうなったのか・・・30年4月13日に行われた請願4団体と石井県議会議員(君津市出身)も加わって、県担当課である「環境廃棄指導課」「環境政策課」との交渉でとんでもないことが出てきた。県側から
★ 29年の夏に開かれた「廃棄物処理施設設置等審議会」の中で、初めて地層間の地下水の流動を指摘され、完璧な不透水層というものは存在せず、処分場で事故が起きれば下流側の久留里の上総堀り井戸群に影響を与えると認識した・・との発言あり・・「それにより良い久留里にかけての連続ボーリング調査をする意味がない。それよりも盛らない処分場を造るため、処分場内の地層構造を把握するための場内でのモニタリング井戸の増設と、その際のボーリング調査を県廃棄物指導課から業者に指導した。」

◎ 準備書の段階でこんな事はっきりと指摘され、(この欄冒頭)わかっていたことであろうに・・なぜ急にこのように変わったのか・・裏でどんな力が働いたのか・・君津市議会請願・千葉県議会・いずれも全会一致で採択された請願を無視し、何としてでも35万人もの水源汚染を止めようとするのではなく、一部業者とその背景にある力にひざまづく県役人の姿は、国会の偽証・隠ぺい・改ざんの高級官僚の姿と重なって、怒りがこみあげてくる。

この集会では、最後の質疑の中からの発言が、全員の意志になった。
「汚染された水、立ち枯れの水田を子どもたちや子孫に残すことはできない。ここまでされて、今我々にできることは百姓一揆よりない。議論はもういい。あとは行動に移ることだ」
(この稿終了)                     kawakami




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