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障碍者差別解消法 [障害者問題]

1個43円の値段の高い卵が良く売れているというニュースが友人から飛び込みんできました。
毎月送られてくる北海道の「白老町手をつなぐ育成会」の通信「ほほえみ」の中にその記事があるのです。
この通信は「どんな障害が重度であっても、住んでいる地域で働き生き続けたい。」そんな親と当事者の願いから出発した共同作業所フロンティアの、月間活動通信で、すでに527号を数えています。

 「かぼちゃとふすまを混ぜて地面に埋め、1か月かけて発酵させた餌と、追分の農家から仕入れた青米と、苫小牧健康豆腐さんから頂いたおからと、餃子の宝栄さんから頂いたキャベツと、広島から取り寄せた牡蠣貝の殻と、白老産の魚かすとEM菌を毎日食べている鶏はフロンティアにしかいません」
 この卵、共同作業所の仕事の一つとして取り組んでいる生産物です。

 フロンティアの活動はこの一文で分かるように、全町民的支援を受けるだけでなく、いろんな業種の方々からの支援も受けていますし、共同作業の職種は、印刷業、食堂(アイヌの人たちから学んだ自然食)白老町特産物の販売,全町的文化活動等々・・次々と開発されてきました。昨年は、お隣の登別の親たちから頼まれて、新しい共同作業所も出発させています。テレビに登場する尾木ママも、寅さんの山田監督も、何度も足を運んでくれています。フロンティアは今や地域の誇りであり、障碍者は普通の社会人として胸を張って生きている。そんな姿を、当たり前のことになっているのです。

いつもこのブログに登場してくださる、鉄道研究家の山の井さんは、鉄道のことだけでなく、障碍者問題についても取り組んでおられます。
 数日前のメールで、館山市が「障碍者差別解消法」に基づく「障害を理由とする差別の解消の推進に関する館山市職員対応要領」を制定されたことを知らせてくれました。「千葉県下で初めての取り組みであろう」と書かれています。館山市のホームページにはこの要綱が記載されています。 障碍者問題について、袖ケ浦市の行政に方針はあるのかな?そんなことをふっと考えます。

 袖ケ浦市にも、障碍者のための施設が数多くあり、献身的に取り組んでおられる多くの方々を、私は知っています。障碍者が、普通に生きていけるカギは、地域の中に、もっと飛び込むことではないのかな・・・そんなことを感じていることをお伝えしたかったのです。
                    kawakami


認知症カフェ「きみさんち」 [障害者問題]

1月28日10時半から「認知症カフェきみさんち」で、さつき台病院心療内科の、細井尚人先生をお迎えし「認知症カフェはなぜ必要なのか…」ということを中心にしたお話を聞く機会を得ました。

細井先生は非常に親しみやすく、そして日常会話のように、わかりやすく話をされる先生です。聞いていて、いつの間にか引き込まれ「なるほど・・」と自然にうなずいてしまうのです。

例えば「手遅れみたいに言う先生がいらっしゃいますが、そんな言い方はすべきでないと私は思っています。」こんなお話を当たり前のように、にこにこしながらさらりとお話しなさるのです。この様な話し方で、認知症カフェについて、3点の大切な話をされました。

①  認知症にかかられている方ご自身が、普段通り過ごしているような環境ができることで、本人の生きる意欲がわいてくること
②  介護する家族は、その苦しさをだれにも話すことができないという孤独感の中で日々を送っています。誰かに聞いてもらうことで、孤独感が薄れ、明日の生活を迎える意欲が生まれること。
③  認知症を治療し回復させる薬は残念ながら現在はないというのが現実です。脳の活動を少し活発にするための薬はありますが、それで快癒するというものではありません。
こういう事実や、それでも生きていく意欲を湧き立たせる情報の交流場所・・認知症患者と家族が、人間としての尊厳を保っていくための情報交流の場として、非常に役立つのだということ。もし運動が広まって、認知症という言葉がつかなくても、認知症のことを自由に話せる場として続いていける地域を作る起点になること。

★ 自由討議の中で、夫を介護している奥様の発言がありました。このような集まり場所があることに、どれほど励まされているかということを、切々と述べておられました。

★ 別な視点から見ると、市役所の担当課の方も、時間を割いて参加されていました。行政と医療現場のつながりに、目の前で触れることもできました。

★ この地における「地域包括ケアシステム」が、着実に実現しつつある姿がここにありました。参加してよかったということを実感した、小さな集いだけど、ものすごく大事な熱い集いでした。
      Kawakami


障害児への暴言~茨城県教育委員~投稿 [障害者問題]

北海道の友人が、退職後自宅を開放し、障害者のための素晴らしい就労支援施設を作っています。障害者のための、働き口を・・・ということで、町の援助も得て、中央公民館内にレストランを設置したり、昔風の養鶏で、新鮮な卵を生産し、支援者宅まで定期に届ける販売体制をつくったり、年賀状印刷から、アイヌの人たちの食材を使ったケーキ販売等、次から次へと事業を展開しています。

昨年から今年にかけて、隣の町、登別にも、新しい就労施設を創り上げました。これらの取り組みには、町中の人たちが応援してくれています。テレビでおなじみの教育評論家、尾木さんや、寅さんの山田洋次監督など、この施設が年に一度行う文化集会に駆け付けてきてくれました。
 彼の所からは、毎月通信が送られてきます。そこで働く障害者の生き生きした表情が素晴らしい!

 袖ケ浦にも、多くの障害者施設があります。不祥事を起こした県立の施設は、天下りの理事長の席として決まっていたもののようです。施設にもホンモノか否かが問われます。そのカギは障害者が普通の人間として、毎日の生活を笑顔で過ごしているのか否か。人間としての尊厳が保障されているか否かでありましょう。

 茨城県教育委員会委員、長谷川智恵子氏の「茨城県では(障害者の出産を)減らしていける方向になったらいい」という発言に対し、心からの怒りを覚えます。そして、なぜこのような人が、県の教育委員に推薦され、のうのうとその位置に着くのか?なぜこのような仕組み(天下りも含め)になっているのでしょう。これらのことも、厳しく糺す必要があるでしょう。

 どうしても訴えたく一文をしたためました。

                      「曇りのち晴れ」投稿


 






歓迎・田中斎新理事長 [障害者問題]

歓迎・田中斎新理事長

袖ケ浦福祉センターで、昨年11月に、職員による少年の暴行死事件が起きたことは、すでに、ご承知のことであろうと思います。その後事件の全貌が明らかになり、第三者検証委員会による検証結果を踏まえ、袖ケ浦福祉センターの抜本的改革に臨むため、検証委員をされていた田中斎さんご自身が、新理事長として選出され着任されました。

事件当初から、地元市民として心を痛めていた私たちにとって、今回の人事はよくぞそこまで決心してくださったとものと大歓迎です。

私たちは、今年1月17日付で今回の事件に対する私たちの視点と、再生に向けての要望書をお届けしています。その内容は次の4点です。

1、 再生のカギは、一部道を踏み誤った職員を除いて、圧倒的多数の職員は献身的活動を続けている事実から目を離すことなく、その力に依拠して再生の道を歩むこと
2、 基本は、県の部長級職員の天下り組織としての「社会福祉事業団」そこから福祉現場から遊離し「機械的に任命される、経験のない理事長職」というシステムを改めること。
3、 現場職員集団の質を高めること
4、 地域との共生を目指す取り組みを追求すること

このような視点に基づいた取り組みの中でこそ、利用者やその父母たちが、安心して委ねることのできる、福祉センターの再建ができるということを、各地の優れた施設の実践から学びつつ提起したものであることを、あらためてお伝えしたいと思います。

幸いなことに、田中新理事長は「千葉日報」のインタービュー記事の中で熱っぽく話されたことは、上記項目を網羅する内容でありました。嬉しいことです。

 今回障害を持つ親たちの各団体の代表者たちと、県の障害者福祉関係団体との総力を挙げての取り組みの経過を見て、第三者検証委員会が予定されている8月の答申を待つまでもなく、よくぞここまで・・と、心からそのご努力に敬意を表するものです。

新理事長を中心に、袖ケ浦福祉センターが、袖ケ浦市民も誇り得る施設になることを確信しつつ新理事長のご健闘を期待していることを、ブログを通してお伝えしたいと思いこの稿を起こした次第です。

              市民が望む政策研究会事務局(文責・かわかみ)

袖ケ浦福祉センター [障害者問題]

私たちは、袖ケ浦福祉センターにおける、あってはならない暴行致死事件を目の前にして、地域市民団体として、2度と起こしてはならないことは当然ながら、隠ぺい体質を排除し、地域に根差した障害者施設としての再生への道筋を意見として、1月17日付で理事長あて提出しています。

今日の新聞各紙は、この事件に対する第三者検証委員会の報告を掲載しました。その内容を読みますと、私たちが指摘した、天下り機関による運営の排除を含めて、その要望内容の殆どが実現の方向で歩みだしていることを嬉しく思います。

 一日も早く、検証委員会報告が具体化され、利用者の皆さんが安心して過ごせる、そして地域にも開かれた障害者施設になることを期待したいと思います。

 私たちが、要望した具体的内容を以下再掲させていただきます。

◎内部的取り組み
① 再生への第一は、何事もなく(あっても隠蔽し)過ごせばそれでよし。そういうシステムを廃止すること。百歩譲っても、日常的経営に携わる役員は、福祉の経験のある、可能であれば現場体験豊かな適任者を位置づけること。これが第一です。
② 現場実務者集団の質を高めることは、採用の現実を見るだけで必須な要件であることがおわかりのことでしょう。相互の信頼性と、学び合い協力するシステムづくりのための知恵を出し合い、仕事への喜びと誇りを取り戻す取り組みを早急に構築すること。問題点は現場職員、施設長、役員が共有して、ともに対処する組織を作ることです。

◎地域との共生を目指す取り組み
 従来は内にこもった施設内支援活動であったものを、入所者の自立化と結びつき、家族、地域、自治体と輪を広げ、理解を深める活動へと、質的転換を目指す。そのために
 ③ 利用者家族を含めた、運営の透明性を図ること~利用者の運営への積極的参加をはかること。~
 ④ 地域との連携の強化(地域教育力)・地域に支援者・協力者の輪を広げる運動を進めること~積極的広報活動やボランティアを受け入れること。監視カメラを容認する気持ちがあるならば、福祉センター発行の名札をつけた市民は誰で施設内に入れるようにする等。~
 ⑤ 市の行政との密接な関係を持つこと・・(例えば、公民館の一部に喫茶室をセットし、販売と活用を呼びかける等)

 かくて障害者施設が地域にどっしりと位置づき、地域に見守られ、共生のための運動の基地となっていく。そこに障害者と健常者共生の社会づくりを目指した道が開かれてくる。再生の道はそこにこそあると私たちは思っています。

                                                事務

袖ケ浦福祉センター暴行事件 [障害者問題]

袖ケ浦福祉センターにおける少年暴行事件、その後の経過は、県が調査に入りその実態が徐々に明らかになってきています。今回の事件について、私たちの考えは、すでにブログで数回に分けお知らせしたとおりです。

 本日(17日)私たちの考えに基づく、再生への道を含めた要望書を福祉センター理事長あて提出します。この後、要望書に対する理事者との意見交流も予定しています。

 この際、一切の膿をさらけ出し、問題点を一つ一つ克服しながら、障害者が安心して暮らせる施設への歩みを始めてほしいものと願っています。

 次に要望書を添付します。

                                 2014/01/17
袖ケ浦福祉センター
理事長 近 藤  敏 旦 様
                          袖ヶ浦市民が望む政策研究会
                          会 長  関      巌
                          事務局  川  上   宏
                          連絡先  090-1458-9652

       袖ケ浦福祉センター少年死亡事件にかかわっての要望書

 昨年12月12日、NHK朝のテレビニュースをはじめ、各紙で報道されたた職員の虐待による少年死亡事件について、地元での事件であるということから、私たち市民にとっては、驚愕すべき事件でありました。私たちは市民の目線で政策を学習している市民団体です。

 あってはならない今回の事件に対し、事件後における理事者の対応を含め、その経過を注意深く見ておりました。しかし、その後の経過を見ている限り、根本的解決には程遠い、むしろ憂慮すべき状況のままにあると言わざるを得ません。私たちは、二度と起こしてはならぬ今回の事件から、私たち会員間の討議の中で導き出した教訓として、以下の点について緊急に是正を求め要望書を提出するものです。

1、 私たちの視点
犯罪を犯した職員は、勿論司法の場で厳正に裁かれなければなりません。
ただ、現場の施設職員の殆どの方々は、まさに献身的指導活動を続けていることを私たちは知っています。障害者は病状によって多種多様です。軽度の障害者から、他動的重症患者まで・・一人一人の病状に合わせつつ、入所者に寄り添い、その可能性を見出し、自立への道を探り援助していく。重症者であれば、希望の見いだせない状況が続くような中でも、その努力は続けねばなりません。

 しかし、泊まり明けで疲れていても、翌日も夕方まで残らざるを得ないような状況になっていること。5時には勤務終了のはずだが、定時には帰れないで、日常的に数時間は残らざるをえないこと。入所者の無断外出や事故などがあれば落ち着くまでは帰れないこと・・・もちろん時間外手当などもらったことがないことも・・
 そんな中にあっても、入所者の小さな変化に心を躍らせ、日々の勤務に喜びを見出し、福祉に従事していることを誇りに思い、日々を過ごしている現場実務者が圧倒的であることを、私たちは知っているのです。
今回の事件の根底は、そういう良心に満ちた実務者たちが、多忙劣悪な実務環境の中で、相互の信頼関係が薄まり、孤立化し、福祉のあるべき姿勢を放棄した、一部の職員集団が、狂気に走った事件となったものと私たちは見ています。

2、 事件後の経過の中で驚いたこと
 捜査の入った14日夜には養育園入所者の家族を対象に説明会が行われました。この席上、家族側から、「この状況では、安心できない。監視カメラを設置してほしい」という要望が出されました。それに対し理事者側から「わかりました。設置します」という回答が、その場でなされたということです。
 家族の方々のせめてもの気持ちは十分理解できます。しかし、表面的な監視カメラ設置で事が収まる性質のものでないことを、理事者はわかっているのでしょうか。そしてこの監視カメラは、誰を、なにを、何のために監視するというのでしょう?
 このことにまずびっくりしました。それは職員を信頼せず監視することを、安易に平然と承諾する理事者は、障害者の福祉センターとはどうあらねばならぬかという理念が皆無であることを、自ら表明されたことでもあるからです。
改めてお聞きします。今まで、現場に直接入って、職員と入所者とのふれあいの実態を見、現場職員と一緒になって、困難を克服する努力を傾けた経験のある理事者はいらっしゃったのでしょうか?

3、福祉センターに再生の道はあるのでしょうか・・
上記のような経過を注視してきた中で、この福祉センター再生の道はあるのかを討議しました。以下私たちの考えを述べます。自らの過ちを深く受け止め、私たちの提言を真剣に検討いただきたいと思います。そのうえで再生への道程を明らかにしていただきたいと思います。以下要望事項を述べます。
 ◎内部的取り組み
① 再生への第一は、何事もなく(あっても隠蔽し)過ごせばそれでよし。そういうシステムを廃止すること。百歩譲っても、日常的経営に携わる役員は、福祉の経験のある、可能であれば現場体験豊かな適任者を位置づけること。これが第一です。
② 現場実務者集団の質を高めることは、採用の現実を見るだけで必須な要件であることがおわかりのことでしょう。相互の信頼性と、学び合い協力するシステムづくりのための知恵を出し合い、仕事への喜びと誇りを取り戻す取り組みを早急に構築すること。問題点は現場職員、施設長、役員が共有して、ともに対処する組織を作ることです。
◎地域との共生を目指す取り組み
 従来は内にこもった施設内支援活動であったものを、入所者の自立化と結びつき、家族、地域、自治体と輪を広げ、理解を深める活動へと、質的転換を目指す。そのために
 ③ 利用者家族を含めた、運営の透明性を図ること~利用者の運営への積極的参加をはかること。~
 ④ 地域との連携の強化(地域教育力)・地域に支援者・協力者の輪を広げる運動を進めること~積極的広報活動やボランティアを受け入れること。監視カメラを容認する気持ちがあるならば、福祉センター発行の名札をつけた市民は誰で施設内に入れるようにする等。~
 ⑤ 市の行政との密接な関係を持つこと・・(例えば、公民館の一部に喫茶室をセットし、販売と活用を呼びかける等)
 かくて障害者施設が地域にどっしりと位置づき、地域に見守られ、共生のための運動の基地となっていく。そこに障害者と健常者共生の社会づくりを目指した道が開かれてくる。再生の道はそこにこそあると私たちは思っています。
  
 以上、私たちの今回の事件に係る要望書として提出するものです。要望にかかわる福祉センターとしてのお考えを知りたいと思います。今月末までに文書でも、話し合いでもその機会を持っていただきたく要請申し上げます。



 

袖ケ浦福祉センターの少年死亡事件~追加報告~ [障害者問題]

今回の事件についての報道があると聞き、昨日の新聞3紙を手に入れた。まずその3紙の記述内容を報告する。


3紙とは、朝日、東京、毎日の3紙である。共通して言えることは、現場責任者である施設長が、常務理事に報告せず隠ぺいしていたこと。このことが判明した結果施設長を、当該業務から外すよう改善勧告が出されたことを朝日・毎日が報じ、解任を求めたと東京新聞が報じている。また常任理事については、常任理事も報告を受け知っていたことを、毎日が記事にしている。虐待の事実は朝日・東京が11名、毎日が13名と記述されてある。


この福祉施設における隠ぺい体質は日常のことであることが徐々に明らかになってきた。
ご存知のこととは思うが、この施設は県立であり、社会福祉事業団が指定管理者として運営している施設である。


この後、虐待犯罪者は厳しくし法の裁きを受けるのは当然としても、この状況を生み出した根底にある、社会福祉事業団なるものの体質について、「名無しさん@介護・福祉板」というブログ?の中に次のような紹介記事が掲載されている。(12月21日)


(前文略)その中でも佐倉市議会議員の大野ひろみさんのブログに 事業団について詳しく載っていた。

「2009年に発覚した千葉県不正経理事件で千葉県社会福祉事業団も、長年不正経理を行っていた」 ←腐りすぎだろ

「事業団など外郭団体のトップは県庁職員の天下り。県庁を退職するときに、たっぷり退職金をいただき、天下り先でも年間1000万円もの報酬だ。 そして、ほとんど実績もないまま3年ほどで辞めていく。 今の社会福祉事業団の理事長も、県の消費者センター所長だった人で  今年3月退職して天下っている。」 ←やはり天下り…福祉経験あるのか?

やはり、根っこを絶たなきゃダメ・・・このことを言いたくて追加記事とした。

袖ケ浦福祉センターの少年死亡事件~その3・最終版~ [障害者問題]

3、 袖ケ浦福祉センターに再生の道はあるのか   その3

ここでは、国段階の法制上の問題点については触れない(障害者自立支援法等)現状を是認するのではなく、現状を克服する現場の力をどう育成するか・・という観点での問題提起である。課題は5点。

 ① 「よほどのメスを振るわねば・・・」民間で同じ福祉事業に献身している仲間が言う。そして私たちも彼の言うことに同感である。

 再生への第一は、事業団のトップを天下りの席にしている実態を廃止すること。退職間近な、高官が、福祉に関係のない場所からやってきて、2年か3年間、何事もなく(あっても隠蔽し)過ごせばそれでよし。そういう腐ったシステムを廃止すること。百歩譲っても、日常的経営に携わる常務役員は、福祉の経験のある、可能であれば現場体験豊かな適任者を位置づけること。


 ② 現場実務者集団の質を高めることは、採用の現実を見るだけで必須な要件であることがわかるであろう。相互の信頼性と、学び合い協力するシステムづくりのための知恵を出し合い、仕事への喜びと誇りを取り戻す取り組みを早急に構築すること


◎ 従来は内にこもった施設内支援活動であったものを、入所者の自立化と結びつき、家族、地域、自治体と輪を広げ、理解を深める活動へと、質的転換を目指す。そのために

 ③ 利用者家族を含めた、運営の透明性を図ること~利用者の運営への積極的参加~

 ④ 地域との連携の強化(地域教育力)・地域に支援者・協力者の輪を広げる運動を進めること~積極的広報活動を~


 ⑤ 市の行政との密接な関係を持つこと・・(例えば、公民館の一部に喫茶室をセットし、販売と活用を呼びかける等)


 かくて障害者施設が地域にどっしりと位置づき、地域に見守られ、共生のための運動の基地となっていく。そこに障害者と健常者共生の社会づくりを目指した道が開かれてくる。再生の道はそこにこそあると私たちは思っている。
  

 最後に、私たち同様、今回の事件に関心を持つ人たちの、積極的意見を寄せてほしいと願う。電話でもコメントでも、ぜひ発言をお願いしたい。











袖ケ浦福祉センターの少年死亡事件~その2~ [障害者問題]

2、施設理事者側の驚くべき場当たり的対応 
  

 捜査の入った14日夜には養育園入所者の家族を対象に説明会が行われた。この席上、家族側から、「この状況では、安心できない。監視カメラを設置してほしい」という要望が出された。それに対し理事者側から「わかりました。設置します」という回答が、その場でなされたという。
 家族の方々のせめてもの気持ちは十分理解できる。だが、表面的な監視カメラ設置で事が収まる性質のものでないことを、理事者はわかっているのであろうか。そしてこの監視カメラは、誰を、なにを、何のために監視するというのか?


 今回の事件を起こした職員の暴行犯罪は、勿論決して許さるべきものではない。司法の手で厳しく裁かれるのが当然である。


ただ、現場の施設職員の殆どの方々は、まさに献身的指導活動を続けていることを私たちは知っている。だからこそ、場当たり的対応でその場逃れの発言をしている現理事者の態度が許されないということを言いたいのだ。今まで、現場に直接入って、職員と入所者とのふれあいの実態を見、現場職員と一緒になって、困難を克服する努力を傾けた経験のある理事者はいるのか?そしていたのか?


 障害者は病状によって多種多様である。軽度の障害者から、他動的重症患者まで・・一人一人の病状に合わせつつ、入所者に寄り添い、その可能性を見出し、自立への道を探り援助していく。重症者であれば、希望の見いだせない状況が続くような中でも、その努力は続けねばならない。


しかし、泊まり明けで疲れていても、翌日も夕方まで残らざるを得ないような状況になっていること。5時には勤務終了のはずだが、定時には帰れないで、いつも2,3時間は残らざるをえないこと。入所者の無断外出や事故などがあれば落ち着くまでは帰れないこと・・・もちろん時間外手当などもらったことがない。


そんな中にあっても、入所者の小さな変化に心を躍らせ、日々の勤務に喜びを見出し、福祉に従事していることを誇りに思い、日々を過ごしている現場実務者が圧倒的であることを、私たちは知っているのある。
今回の事件の根底は、そういう良心に満ちた実務者たちが、多忙劣悪な実務環境の中で、相互の信頼関係が薄まり孤立化し、一部の福祉のあるべき姿勢を放棄した職員集団が、狂気に走った事件となったものとみる。


本来福祉の仕事というものは、人間の尊厳をたっとび、人権を擁護しつつ、入所者の自立を目指すという(職員倫理綱領)素晴らしい仕事であるはずなのだから・・・誰がこのような職場状況にしたのか、だれが責任を持たねばならぬのか、再生の道はあるのか・・・私たちの考えを次に述べたい。       

                            (次号最終号に続く)

袖ケ浦福祉センターの少年死亡事件    その1 [障害者問題]

袖ケ浦福祉センターの少年死亡事件    その1

 あってはならない事件が、ここ袖ケ浦市にある障害者施設で起きた。その経過は新聞紙上で大きく報道されているが、この事件の背景にある、起こるべくして起きた要因についての分析報道は今のところ見当たらない。当ブログでは、時系列で、事件の詳細を報告しつつ、障害者施設の本来的在り方に迫るかたちで、私たちの考えを述べたいと思う。なおこのブログについては3回の連載である。  
市民が望む政策研究会事務


1、事件の経過

 11月24日午後3時ころ、養育園でソフアーに横になっていた少年(19歳)の腹を数回蹴るのを他の職員が目撃した。少年は25日夕食後、呼吸困難で緊急搬送されて、26日未明に亡くなった。(数誌からの引用)
県は12月11日に至って、ようやく施設に立ち入り検査をして職員に聞き取り調査を行った。その結果、12月12日の新聞、NHKの朝のテレビニュースなどで、この事件が発表された。

13日には、職員5人が、入所者10人に日常的な虐待をしていたという事実が報道で知らされた。亡くなった少年は小腸に穴があき、腹膜炎を発症して死にいたった、ということである。

13日の夜には、養育園の23家族、30人の保護者が参加して緊急会合を開いた。亡くなられた保護者の方や、特に母親のことを思えば、知的障害に生まれ、ようやく安心して委ねた施設で、よもや暴行されて死にいたったということなど、信じることができなかったに違いない。「もっと詳しく説明してほしい」「目撃していた職員が報告していなかったのは暴行の事実を隠そうとしたからではないか」とまで言われたという。
しかし施設長、常務理事、他の管理者たちを含めて、明確な返事をしなかった・・というよりできなかったのであろうと思われる。

14日には傷害致死や、暴行を視野に入れながら警察が捜査に入っている。千葉県警捜査員30人が県立の障害者施設の家宅捜査に入るなど、考えられない光景を目にすることになる。
                              
(この項続く)





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