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法律と解釈 [産廃処理場]

法律と解釈
   小櫃川の水を守る会 会長  関  巌

 公務員や政治家は最も法律を守るべき人達です。県庁職員や市役所職員達は良く「法律に基づいて行っております」と言います。さてその法律ですが当然日本語で書かれています。数式と違い日本語の文章はあることがらを完璧に表現できるものでしょうか。そこには読む人の解釈によって若干あるいは大きな違いがでてきます。一番良い(悪い?)例が昨年政府が解釈した集団的自衛権の問題です。歴代の政府の解釈は「日本は集団的自衛権を有しているが憲法9条の下では許されない」として海外での武力行使を認めてこなかった。それが安倍政権で「集団的自衛権は憲法9条の下でも許される」として海外での武力行使を可能にしてしまった。

 さて、私達が県知事に「新井にボーリング調査をさせるよう行政指導をして欲しい」と再三県当局に要請してきたが、そのような行政指導をする法的根拠はない、と言って申し出を認めてこなかった。しかし、県議会で私達の請願が通ったことにより、県知事は新井に対してボーリング調査をするように行政指導を行った。

 このことから県庁職員は法に則ってと言いながら、その解釈や運用は必ずしも一義的に決まっている物ではないことを示している。解釈や運用を市民の立場で行うのか、業者あるいは権力者側の立場で行うのか、結局は彼我の力関係、あるいは論理的勝負などによって大きく変わるものである。

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水源地に巨大な産廃処分場 3 [産廃処理場]

 今日で最終稿です。追い詰められた新井綜合はどんな手を打つのでしょう? 業者よりとみられている県は、どう対応するのでしょう。私たちの水源に関することです。しっかりと監視の要アリです。kawakami



県議会が請願採択

 処分場の地層は久留里の自噴井戸の取水層の下10mを通るので万一事故が起こったとしても影響ないと業者はアセスに書いてあります。地層について本当にそうなのか、アセスに書いてあるデータを読み解いても疑念があるので、実際にボーリング調査をするよう業者に求めてきました。  しかし業者は行わないとの一点張りでした。そこで私達は「業者にボーリング調査をさせるよう千葉県知事は業者に行政指導をするように求める」という請願を君津市議会に出し全会一致で採択されました。
 これをうけ千葉県議会にも同趣旨の請願を出しこれも全会一致で採択されました。このような住民からの請願が県議会で採択されたのは初めてのことだそうです。県当局はこの議会の採択を受け、業者にボーリングを行うように行政指導をすることになりました。

様々な問題点

 上記地層以外にもアセスメントには様々な問題点が見られます
① 地震に関して震度6弱に耐える構造になっている、とあるが久留里では江戸時代に直下型地震も起こっており、また政府の報告でも震度6強以上の揺れが起こる確率が高いと言っている。
② 久留里城は別名雨城と言われるようにここは千葉県内で一番の降雨地帯です。しかし、遠く離れた館山のデータで水処理施設などの設計をしている。九州豪雨に見られるようにこれからの異常気象に対応ができていない。
③ 放流水の排水基準が今までの第1期、第2期の基準より甘くなっている。
④ 埋立て壁面角度を今までより急角度にして容量を増やしているが、急傾斜になれば地震や豪雨による崩壊の危険が増す。
⑤ 汚染物質を出さないための遮水シートの耐用年数は永久でなく、劣化したら汚染水が漏れ出てしまう。
などなど

放射能

 3.11以後放射性物質が大量に運び込まれています。特措法ができた以降に運び込まれた8000ベクレル以下の放射性物質の総量は610億ベクレルにもなっています。特措法以前に搬入されたもの(これは統計が取られていない)を合わせれば膨大な量の放射性物質が入っています。
 今春新潟市長が新潟市の放射性物質をこの処分場に運び入れたいとの意向があると知った私達は新潟市長に搬入しないで欲しい、と要請書を送りましたが「搬入にご理解いただきたい」との回答でした。

 今後、第3期の処分場を造らせないため地元の人達とともに粘り強く戦って行きたいと思っています。

  (この稿を終わります。小櫃川の水を守る会・会長の関巌氏の報告です。)


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水源地に巨大な産廃処分場 2 [産廃処理場]

 昨日に引き続き「水源地に巨大な産廃処分場 2です。じっくりお読みください。kawakami


巨大な処分場

 この川の上流部に今問題となっている処分場が出来ております。第1期の処分場は埋立容量が107万m3 で 2004年(13年前)に埋め立てを開始しました。5年前にこの処分場内の汚染水が漏れ出たことがわかり千葉県により搬入停止を命じられ、今でもその原因がわからず搬入中止が続いています。
それにもかかわらず第1期処分場のすぐ隣に埋立容量97万m3の第2期処分場を作りました。私達は漏洩の原因が分からず解決しないまま第2期の許可はあり得ないと強く千葉県に申し入れていたのにもかかわらず、千葉県知事は廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に基づいて営業許可を出し、2013年(4年前)から搬入を行っています。
 二つ併せて204万m3 の既設の処分場がある中で、今回223万m3 の第3期の処分場を作ろうとして千葉県に営業許可の申請を出しています。もしこれができれば合計427万m3 という巨大な処分場ができることになります。これは縦、横100mの敷地に427mの高さに有害なゴミを捨てると言うことです。

久留里という町

 この処分場の下流5kmほどの所に久留里という町があります。ここは江戸時代の城下町で、「平成の水100選」に選ばれた上総堀りという人力で掘られた自噴井戸が数百もある銘水の里です。造り酒屋が5軒もあります。自噴井戸というのは高い所に降った雨が透水層を通り被圧水となって低いところの地表にまで吹き出るものです。
 小櫃川の表流水は小櫃平野を潤し稲作や農業用水としても大切であり、下流には水道水源の取水場もある命の母なる川です。
 このような大事な川の水源部に 有害物質を捨てる巨大な処分場ができているのです。

業者のやり方

 この処分場開設には私達の会はもとより地元の住民、地元の君津市、及び君津市議会が一貫して反対を表明しているのにもかかわらず千葉県は営業許可を2度にわたり出したのです。
 今回第3期の処分場計画についても、地元、君津市、君津市議会は一貫して反対しています。業者は営業許可申請を千葉県に出す前に、県の指針で関係機関と事前協議をするようにしておりますが、地元君津市との間で事前協議が進まず、驚いたことに業者は事前協議を取り下げて直接許可申請書を提出したのです。前代未聞の乱暴なやり方です。

県議会が請願採択

 処分場の地層は久留里の自噴井戸の取水層の下10mを通るので万一事故が起こったとしても影響ないと業者はアセスに書いてあります。地層について本当にそうなのか、アセスに書いてあるデータを読み解いても疑念があるので、実際にボーリング調査をするよう業者に求めてきました。しかし業者は行わないとの一点張りでした。
 そこで私達は「業者にボーリング調査をさせるよう千葉県知事は業者に行政指導をするように求める」という請願を君津市議会に出し全会一致で採択されました。これをうけ千葉県議会にも同趣旨の請願を出しこれも全会一致で採択されました。
 このような住民からの請願が県議会で採択されたのは初めてのことだそうです。県当局はこの議会の採択を受け、業者にボーリングを行うように行政指導をすることになりました。(続く)

久留里銘水.PNG


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水源地に巨大な産廃処分場 1 [産廃処理場]

 認定特定非営利活動法人「原子力資料情報室」というところから「原子力資料情報室通信」№518号が発行された。その中には「東電役員刑事裁判」や「スタートラインに立った文在寅政権の脱原発政策」等の興味深い論説名が並んでいる。

 その中に「水源地に巨大な産廃処理場」という題で、私たちの会の関会長の報告論文がある。新井綜合施設という「管理型産業廃棄物最終処分場」の危険性について、長期間抗議運動を続けている地元の反対運動を報告したものだ。改めてその実態を、この機会に確かめたいと思う。3回に分けて掲載する。  kawakami


千葉県房総半島の中央部に新井総合施設という会社の東洋一を誇る管理型産業廃棄物最終処分場(以下処分場)があります。地元では大きな反対運動が起こっています。

産廃処分場とは

 産業廃棄物の処分場は大きく三つに分類されます。一つ目は(建前上は)有害物質を含まない産廃を捨てる安定型最終処分場、これは巨大な素堀りの穴にただ捨てるだけです。二つ目は有害物質を含む産廃を捨てる管理型最終処分場です。これは底や周囲に汚染水が出ないように遮水シートを張り汚染水を集めて水処理施設で水を浄化して流すものです。三つ目は遮断型最終処分場です。これは環境中に汚染物質が出ないようにコンクリートの箱で隔離してしまう処分場です。
ここで問題になっているのは管理型最終処分場です。

小櫃川

 千葉県内で一番大きな川は全長88kmの小櫃川(おびつがわ)です。千葉県中央部を流れ木更津で東京湾に注いでいます。この下流ではこの水を水道水源として取水し木更津市、袖ケ浦市、君津市、富津市、時には市原市や千葉市にまで給水しています。給水人口は数十万人にのぼります。


新井綜合産廃処分場.PNG










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県議会・ボーリング請願、全員一致採択 [産廃処理場]

以下の文章は、23日に県庁「環境生活部」との話し合いに行った時の報告ブログ(26日)の中の一文です

 この参加団体をよく見てください、この処分場周辺の久留里の全町会(20町会)の連合会会長さんと御腹川沿線の小櫃の自治会の連合会会長さん方です。
 また、小櫃川の水を守る会の佐々木さんは、地質学者で、今回久留里駅前にある市民の井戸の柱状図と浦田にある井戸の柱状図を基に、新井の事業現場から、久留里の銘水自噴井戸に至る地層の角度を科学的に証明して、新井側が提出した角度の誤りを徹底して追求した方です。
 このことがあるため、君津市議会は全員一致で、「処分場から久留里の銘水自噴井戸までのボーリング調査をすること」の請願を採択しています。県議会3月議会にも同趣旨の請願を出しました。

 「県議会環境生活警察常任委員会」は継続審議中であったのですが、今議会でこの事案について採決し。全会一致での採択を勝ち取ったということです。君津出身千葉県議員の石井宏子議員(民進党)と、川名寛章(自民党)議員が紹介議員として奮闘され、いわば全市挙げての応援体制を構築した市民団体の力はすごいものだと思います。
 あとは本会議ですが、通常委員会採択のあったものについて、決定通り採択されることになっていますが、さてどうでしょうか?

 ここまで書いて、小櫃川の水を守る会の事務局長である朝生進さんに、念のため確認の電話を入れました。そうしたらなんと、今日12日が本会議でこれから傍聴に行くというのです。ブログはここで一休み、結果が出たらすぐ電話をくださるというのでお待ちすることにしました。(午前10時半現在)
 
 午後3時半です。ベルが鳴りました。朝生さんからの電話です。結果は出席議員全員一致の賛成だったとのことです。大変なことになりました。
「新井綜合の環境アセスセはおおむね妥当である」
と答弁した前担当課長・富塚氏の答弁は宙に浮いてしまいました。行政は許可に当たって、ボーリング検査を条件とせざるを得なくなったと言えます。

 今後どのように展開していくのか・・新井は断念するのか・・ひょっとして裏に何らかの力が働き始めるのではないのか‥・等々、疑念はもくもくと沸き上がります。私たちの水道水源にかかわることです。皆さんの厳しい監視と発言が、一層求められるようになったと言えましょう。

                          kawakami


                             

「私たちの水の将来を考える」学習会 [産廃処理場]

 今日は久留里まで学習会に行ってきました。小櫃川の水を守る会の他三団体が主催。
 会場いっぱいで、後ろの席に座ろうと思ったら、どうぞどうぞと来賓席に。県議二人、君津市議6~7人、君津市の職員、上総地区自治会連絡協議会の代表の方、袖ヶ浦市議、富津市議も。

★ 質問するたびに、廃棄物の最終処分場の事業者の答弁が、だんだん変わってくるのを時系列で小櫃川の水を守る会から報告。・・理詰めで、質問し、答弁をもらい、また、質問する、この構造、ドイツで放射性廃棄物の最終処分場建設反対の市民団体の運動に似ている。

「私たちの水の将来を考える」・・御腹川・小櫃川、そして久留里の上総掘りは安全か?
小櫃川の水を守る会、第四紀学会会員 佐々木悠二さんの報告は、下記のとおり。(今までの交渉の経緯がよくわかる)

1 新井総合㈱のⅢ期処分場が許可になったら、御腹川の水質はどうなるのか?
 市民団体「今までの面積に比べて第Ⅲ期部分はとても広い。御腹川流域の前森林が消滅。千葉県の森林率は全国ワースト3 [→]ワースト1」
  
2 処分場に大雨がふったらどうなるのか?
事業者 「大雨が降っても、設置基準の2倍の汚水処理施設や貯水槽があるから大丈夫」
市民団体「この地域の雨量で計算していない。久留里場は別名雨城と言われるほど雨が多い。過去のゲリラ豪雨の時で算出すると、大雨が降ったら、汚染水が処分場からあふれでる」
  
3 処分場に大地震がきたらどうなるのか?
事業者 「震度6弱まで耐える構造。処分場にそんなに大きな地震はこない」
市民団体「しかし、今後30年以内に震度6以上の地震が起きる確率をみると、地震がないとはいえない」
市民団体「なぜ、Ⅱ期までの傾斜よりⅢ期の傾斜は急なのか」
事業者 「県の基準に合わせた」

4 新井総合㈱第Ⅲ期処分場と、久留里の上総掘りりの水との関係はどうなっているのか?
市民団体「地震や化学変化、経年劣化でシートが破れたら、久留里~小櫃の上総堀りは汚染される
事業者 「万が一、破れても、処分場の地層は久留里の井戸の下を通過するから大丈夫」

そして、ここからである。知恵比べ。軍配はと市民団体かなと私は思った。

市民団体「2つの井戸の柱状図(井戸を掘った時の地質断面図)から斜面の角度を割り出し、地下の地層の傾斜は6.6度と判明。それも梅ヶ瀬層の砂泥互層(砂と粘土がバームクーヘンのように層になっている)」
事業者 「傾斜は15~22度で下がっていくから井戸の下を通過する(2期アセス)

市民団体「梅ヶ瀬層の傾斜15~22度、それはありえない。」
事業者 「傾斜は、実は10度だ。処分場は梅ヶ瀬層だが、久留里の井戸は国本層だ。」

市民団体「10度の根拠は? 取水層が国本層という根拠は?」
事業者 「実は傾斜は7.5度だ。取水層は国本層でなくて梅ヶ瀬層だが、『日本油田・ガス田』の資料から計算すると、Ⅲ期処分場の地層は、井戸の10?下を通過する。」

市民団体「どういうことか。」
事業者 (数値で説明する)

市民団体「それは聞いたことがない。環境アセス本文の数値とも違う。何を根拠に作図したのか。」
事業者 「日本油田・ガス田」が唯一の根拠だ。他は参考にしない。」

市民団体(「日本油田・ガス田」の模式図手に入れる。)「計算が合わない。」
事業者 「国本層の傾斜ははじめ12度 途中から7.5度。」

市民団体「それはどこに書いてあるのか」
事業者 「『日本油田・ガス田』の地質図」

市民団体「どうして近くの数値7度を参考にしないで、少し離れた12度を参考にするのか」
事業者 ‥‥

市民団体は、『日本油田・ガス田』を作るのに、元にしたという地域を調査して書かれた三梨論文に立ち戻る。すると、久留里駅前は、小櫃川に浸食されて、標高100mが40mになっていたことがわかった。

結論。
 久留里の井戸水は、梅ヶ瀬層の水でその上流には首都圏最大級の管理型産業廃棄物処分場(埋め立て量200万?)がある。今、新たに第Ⅲ期処分場223万?の建設が計画されている。
 君津市議会は、全会一致で、過去の文献に頼らず、科学的な証拠で安全を図れるよう、ボーリング調査の実施を事業者に求めるよう、県への意見書を採択。
千葉県議会は、それを受け、2月議会の委員会では現地をみてから考えようと継続審議。現地視察を4月に実施。この6月議会の委員会が正念場。
というのも、せっかく現地視察した県議会議員の委員、6月議会でメンバー交代になるらしい。

処分場 [→]御腹川の水 [→]小櫃川 [→]私たちの飲み水 
 
 最終処分場は必要なことはわかるけれど、水源地はやめて。ましてや、原発事故後、8千?以下のものも受け入れることになったから、より安全の確保が重要に。

 ふと、木更津市の一般ごみの焼却灰、溶融飛灰は今、どのくらいかスマホでぐぐる。少なくなっている。原発事故後、新井総合㈱に搬入せず、しばらく保管し、その後、受け入れ先が決まり、低レベルのものを他県に搬出している。

 複雑な気持ちもかかえながら、現地でも同様にいやだなと思ってる住民がいるのだろうなと。

 報告のあとは原子力資料情報室の伴英幸さんの講演を聴きながら思った。

                木更津市議会 田中紀子議員報告 

新井総合・第3期増設申請 [産廃処理場]

君津市と市原市の境、大福山近くに、埋め立て量約200万㎥(首都圏最大級)の、管理型産業廃棄物最終処分場があります。これが新井総合施設株式会社です。
 この処分場はすでに第1期107万トン、第2期93万トンの埋め立てを終了し、第3期の増設計画の手続きが始まっています。この間第1期の埋め立てで、汚染水漏出事故発生。現在は県の指示で搬入停止中です。

 ここは、君津近隣都市の飲料水の水源でもあり、本来許可が下りる場所にはならないはずのものでした。しかし沼田知事が、退任最終日に許可の印を押したといういわくつきの許可施設なのです。

 さてこの第3期工事に向けての手続きですが、廃棄物処理法に基づく施設変更許可手続き、森林法による林地開発許可手続き、現条例による環境影響評価という3つの手続きが必要です。そして、通常は許可手続きの前段階として、県の指導のもと、事前協議が行われてきました。これらの事前協議は関係行政機関や地域社会との協議、調整を事前に行い、法による許可申請に備えるものです。それが業者は一方的に、事前協議を取り下げ、許可申請書提出に踏み切ったのです。

 ここに至った重要な原因があります。それは久留里の銘水に関することです。
上総地方の土地は、海底の砂や泥が堆積し隆起した地層で出来上がっています。久留里周辺では、地表に近い方から順に「柿の木台層」「国本壮」「梅が瀬層」といった地層があります。これらの層は北西に向かって緩やかに傾斜しており、地下水の流れもこの傾斜に規制されます。事業者は「環境影響評価準備書」に、久留里周辺地層傾斜は7.5度としています。
 この傾斜では久留里駅前の井戸(飲料井戸としては近隣最深)よりも深い場所を通るので安心としています。

 しかし、小櫃川の水を守る会の調査では、
① 傾斜角度は約6.5度であること
② 事業者による地質想定で、柿の木台層と国本壮の厚さが、既存文献にあるものより、厚く見積もられてあること
③ 以上2点から、地下水は久留里銘水への影響が考えられることから、実際にボーリングをして確かめてほしいこと
 以上3点を要請しました。君津議会、千葉県議会にも請願提出、市議会では満場一致で採択されています。

 「環境影響評価準備書」は現在閲覧中で、このことに関わる意見書提出は、4月17日に迫っています。ことは、久留里の銘水にとどまらず、私たちの水源にかかわることです。 
事実を知っての感想だけでも結構。下記宛ご意見をお寄せください。
 260-8667  千葉市中央区市場町1番1号 千葉県環境生活部廃棄物指導課 あて
     電話 043-223-2697

araisougou.PNG


久留里銘水.PNG

 なおこの記事は、「小櫃川の水を守る会」「ちば水源愛護会」の配布資料を基に書いたものです。 kawakami

新井綜合に対する意見書 [産廃処理場]

 新井の君津環境整備センター(産廃処分場)第3期増設の許可申請書が県に出されました。
それに対する意見公募が4月17日締め切りでありましたので本日別紙の意見書を郵送しました。

2017年4月12日
君津環境整備センター 第Ⅲ期増設計画に対する意見書
   袖ケ浦市神納2977  関  巌
 地震に関する意見
○地震等による小堰提の崩壊による流出(6-18)
 この項での記載によると、
小堰提を含む埋立法面は最大震度6弱に耐えうるように設計されている。将来千葉県に大きな被害をもたらす可能性がある「東京湾北部地震」「千葉県東方沖地震」「三浦半島断層群」の発生による事業区域での想定震度をそれぞれ5強、5弱、5弱となっていることから小堰提を含む埋立法面は、現在想定されている大地震に対して安全な構造と言えます。
 と述べている。

①1801年久留里で推定マグニチュード6.5の直下型地震が起き久留里城の塀など が破損し民家の潰れるもの多し、との記録がある。(久留里藩黒田家文書)
②「千葉県地域防災計画」では震度分布図を作成し、関東大地震を想定した場合および 元禄地震を想定した場合では、共に久留里で震度6弱から6強を想定している。
③政府の地震調査委員会は2016年6月10日、今後30年以内に震度6弱以上の揺 れに見舞われる確率の分布を表す「全国地震動予測地図」を発表した。それによれば 久留里地区では26%~100%の確率となっている。
④巨大地震は2011年の東日本大震災のように大変長い周期で起こるものもある。ま た、現在の科学では地震についてはまだまだ知見が不十分である。想定外のことが起 こらないとは断定できない。
⑤評価書で千葉県に大きな被害をもたらす地震として「東京湾北部地震」「千葉県東方沖 地震」「三浦半島断層群」としているが、この3個だけで評価すべきではない。
⑤埋め立て地法面勾配が準備書で2割となっていたものを1割8分と急勾配に変更して いて崩壊しやすくなっている。

 以上のことより、有害物質を搬入している管理型処分場としては、震度7に耐えうる強度設計にすべきである。そうでなければその下流で生活している住民にとって全く安心出来るものではない。

 降雨に関する意見
○浸出水処理施設の能力及び浸出水調整槽の規模に対する意見(6-5)
 この項の記載によると、
浸出水処理施設の能力及び浸出水調整槽は、埋め立て期間は20年としているので、同じ20年間の最寄りの観測結果に基づいて計画している。
と述べている。
①しかし、埋め立て期間は26年間としているので、26年間の観測結果とすべきである。
②また、異常気象により集中豪雨などが多発しており、予想をはるかに超えた豪雨が起 こる可能性は非常に高くなっている。そのため、26年間の観測結果でも不十分であ る。100年確率等を踏まえて安全側に取ったデータを元に計画すべきである。


 地層に関する意見
○ 処分場の地層は久留里の上総掘り自噴井戸の取水層の下10mを通るので安全であるかのように述べている。

 これは文献による判断であり、実際に地層をボーリングして得られたものではない。
地層に関しては、新井の主張は地元住民との話し合いの都度ころころ変わってきている。このことは取水層の下10mを通るということがボーリング調査の科学的に裏付けられた結果でないことを示している。
実際地下の構造は複雑であり、傾斜角がわずかにずれたり、地層の厚さがわずかに違ったりすれば10mという深さはすぐに変わってしまう。
 私達の調べによると、処分場の地層は久留里の上総掘り自噴井戸の取水層であることは確実と思われる。
一旦汚染水が漏れたら取り返しのつかない回復不可能なことから、ボーリング調査を行って地層を科学的に調べることは不可欠である。

 事前協議に関する意見
 県の指導要綱によれば申請書を出す前に事前協議を終えるようになっているのにもかかわらず、事前協議を取り下げて申請をしている。
このようなやり方には誠意がまったく感じられず、企業に対する信頼は全く得られない。事前協議をするよう県は指導すべきです。

新潟市から放射能汚染汚泥搬入 [産廃処理場]

 緊急ニュースが入りましたので、ブログを割いてお届けします。Kawakami

新潟市長が放射性汚泥を千葉県に搬出する、という新聞記事(下記)を受けて、本日別紙のような要請書を「小櫃川の水を守る会」として関巌会長名で郵送しました。

★8千ベクレル以下の汚泥、千葉へ 新潟で発生
2017年03月14日 21時40分
 東京電力福島第1原発事故後に発生した放射性廃棄物のうち、国が通常の埋め立て処分を認める放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以下の汚泥について、保管している新潟市など新潟県内の5市と二つの水道企業団が千葉県などに搬出予定であることが14日、分かった。
 新潟市などによると、汚泥は飲料水を作る過程で発生。現在、計約2万4700トンを浄水場や取水場で保管している。新潟県内の処分場は残容量が不足しているため、2017年度から千葉県など2カ所に搬出するという。ほかの1カ所は未定。(産経新聞)


★ 新潟市長あて要請文書

2017年3月20日

新潟市長 篠田昭様
小櫃川の水を守る会 代表 関  巌


   放射性汚泥の千葉県への搬出について

 私達小櫃川の水を守る会は、小櫃川の水が千葉県内の君津4市(袖ケ浦市、木更津市、君津市、富津市)ならびに市原市、千葉市などの数十万人の水道水源となっていることから、生命の水を守ろうと30年前から活動している市民団体です。

 3 月15日付けの産経新聞によりますと、新潟市の放射性汚泥を千葉県内の管理型処分場に処分する方針であることが報道されております。千葉県内には管理型処分場は4箇所ありますが、その一つが小櫃川上流にある新井総合株式会社の君津環境整備センターです。
 私達は水道水源に放射性物質が捨てられることに大変危惧をしており、同センターに放射性物質の搬入をしないよう、かねてより要求してきているところです。
 そこで質問とお願いをいたします。

質問
1、新潟市の放射性汚泥を搬出する千葉県の管理型処分場はどこでしょうか。
2、搬出する汚泥の総量は何トンでしょうか。
3、新潟市は自分のところから放射性物質が無くなればそれで良しと考えておられるのか。搬出先の住民の健康・不安は考えていないのか。
4、私達は放射性物質の処理はそれを排出した東京電力が全責任を持って管理すべきものと考えております。貴職はこのことについてどう考えておられるのか伺います。

要求
1、放射性汚泥を君津環境整備センターに搬入しないで下さい。

以上のことに対して4月3日までにご回答ください。

299-0257  千葉県袖ヶ浦市神納2977  関  巌   
Tel 0438-62-0492


上総掘りが危ない [産廃処理場]

 新井総合の産廃処分場に関する環境アセスについての意見交換会を水を守る会と新井総合で行います。関心のある方はご自由に参加して下さい。
日時 5月17日(日)13:30~17:00   場所 上総公民館(久留里駅前)
 このことについて、「小櫃川の水を守る会」機関紙66号に、佐々木さんの痛快な報告が軽う際されています。ご覧ください。     関  巌

「新井3期のアセスの嘘」 ~久留里の上総掘りが危ない!     佐々木 悠二

★ 久留里の上総掘りは国本層からって、ほんと?
 以前、新井が呼んだ「専門家」は「当事業所が立地する梅ヶ瀬層の露頭上に万一汚染水が浸透しても、久留里の上総掘りの自噴層はそれより上の国本層なので、汚染の心配はない」と主張していた(2015/3月シンポなど)。
 その根拠を聞くと「国本層の傾斜を10度として計算すると梅ガ瀬層は久留里では地下1,000mぐらいから下である」という。筆者が国本層の平均傾斜が10度とした文献は見たことがない。どこの論文にあるのか? と聞いたが答えはなかった。

★ 上総掘りの水源は梅ケ瀬層ではあるが・・しかし、そのせいかどうか、3期の準備書では「久留里の一番深い上総掘りの 自噴層は、梅ヶ瀬層の最上部層だが、第3期処分場が立地するのはそれより少し下の梅ヶ瀬層だから汚染の心配は無い」と変わった。
 
 そのことを図にしたのが左ページの図である(図は省略)。久留里の深い井戸は深さ670mで梅ヶ瀬層最上部から自噴するが、その下10mの地下680mには水を透しにくい地層もあって、Ⅲ期が立地する梅ヶ瀬層は更にその下だからなんとかぎりぎりセーフであると。

★ しかしこの図は信用できない。3期計画地が立地する地層が久留里の上総掘りの取水層にかからないようにごまかして作図されたものだ。信用出来ない理由は何か?

★ 国本層の層厚は280m?320m?どっちなの?
 3期アセス準備書では、国本層の層厚について二つの矛盾した記述がある。8-4-10では国本層の厚さは272m~282m、8-4-8では320mと記述されており、両者には40~50mもの差がある。
 結論が最初から決まっているから、コンサルは個々の資料なんて比較検討せずに記載したのであろう。

★ 図では国本層の厚さが400mに水増し! 
 ところが、先ほどの図をよく見てほしい。なんと国本層の厚さは400mもあり、本文の数値よりも80m~130mも水増しして作図されている。そうすることで、産廃場の立地する梅ヶ瀬層が、上総掘りの自噴層より深くなるように見せたいのだ。アセスの前提が虚構なのだ。

★ 国本層の厚さが320mで作図したらどうなる?
 国本層の層厚が320mであれば、地層の傾斜も緩くなり、久留里では国本層は地下120~480mに分布することになる。したがって、久留里の地下480mより下は梅ヶ瀬層である。
 少なくとも500m以深の井戸は新井Ⅲ期の立地する梅ヶ瀬層上部やⅠ期、Ⅱ期の立地する梅ヶ瀬層から自噴しているのである。

◎ 処分場の汚染は上総掘りを直撃する
 新井の君津クリーンセンター(産廃場)で、豪雨や地震、シート破損など、何らかの原因で汚水が地中に浸透すれば、それは久留里の上総掘り井戸を直撃し、汚染する可能性が高い。
 そして地下水は一度汚染されたら修復は不可能である。 地下670mから自噴する、久留里駅前の上総掘り。この日もよそから汲みに来た 

新井綜合の誤った地質図 [産廃処理場]

「小櫃川の水を守る会」通信第66号が届いた。今回の通信では、市原市の市民運動が13人から始まって、全市民運動的規模に発展しつつある状況が、具体的場面場面の写真を取り混ぜ報告されている。

 もう一つは、日本一と言われる産廃施設(株)新井綜合の説明会での地層図による説明内容が、虚偽に満ちていることを一つ一つ理論的に、そして新井綜合の過去の説明との意図的食い違いの実態をつくとこで、完膚なきまでに叩き潰したことの報告が掲載されている。ここでは、その2点について、今日・明日と報告しておきたい。

 一つは新井綜合の説明会に初めて参加されたTさんの感想文である。

 我が家は亀山ダムが目の前に広がる風光明媚なところにある。その我が家のすぐ前の道路を、ごみを満載した新井の青いトラックが毎日走っている。蔵玉地先の産廃処分場に行くのだ。

 3.11以降、放射性廃棄物もそこに捨てられ、どんどんたまっていくことを考えると、何とかしないと、という焦燥感に駆られていた。昨年12月12日に持たれた、新井との意見交換会に初めて参加した。産廃や地質の知識はほとんど持ち合わせていない。

 意見交換会では、業者から地質図が配布された。新井の産廃場で露出している「梅が瀬層」という地層は、東京湾に向かってゆるく傾斜しており、名水で有名な久留里地区では、深さ600m以上と推定される・・というような説明があった。

 よく知らない自分にとっては、疑いようがないのだが、会の後半に「小櫃川の水を守る会」の方が業者の地質図の誤りを指摘した。
 業者の出している数値を使って、きちんと正確に図を引き直すと、産廃場の立っている地面の「梅が瀬層」にしみ込んだ水は、久留里まで来ると深さは480mになるというのだ。
 これは論争になると思いきや、新井はすぐ間違いを認めた。痛快だった。

 しかし恐ろしいのは、久留里の地下480メートルの深さとは、まさに名水が自噴する井戸の深さなのである。

 「守る会」では、お互いの推量や理論上の計算ではなく、事実を明確にするためには、久留里地区でのボーリング調査が必要だ・・と強く求めたが、新井は了承しなかった。
 まだまだ大きな声にはなっていないものの、理論的にはかなり追い詰めている場面に出会え、勇気をいただいた。

「製鋼スラグ」は袖ケ浦市だけではなかった [産廃処理場]

 1月22日の毎日新聞スクープで話題になった、袖ケ浦駅海側開発における区画整理地の整備に「製鋼スラグ」24万トンが無断で埋設された記事は、その後どのような進展を見せているのであろうか?

 そんなことを思っていたら、なんと袖ケ浦市だけではなかった。群馬県安中市に「市政を開く安中市民の会」という市民団体がある。そのブログ記事の中に、「大同特殊鋼」による「有害スラグの不法投棄」問題が登場していた。そのニュースをお知らせしよう。

製鋼スラグ安中.PNG

 こちらのほうはまだひどい。国土交通省との癒着まで疑われている記事である。それも不法投棄であるという。金に群がる残土問題・産業廃棄物問題。

 袖ヶ浦の今後の動向が注目される。         kawakami
 




製鋼スラグと甘利大臣~投稿~ [産廃処理場]

 昨日、今日と、袖ケ浦駅海側開発にかかわって、1m20cm地盤を高くするために埋め込んだ残土の中に、製鋼スラグが24万トンも一緒に埋め込まれたという記事が、市民の話題となっている。

 昨日の記事の中には、「製鋼スラグは、商品化されてはいるが、そのままではトン2万円ぐらい処理費用が掛かる産業廃棄物だ」との記載もあった。また商品化されたとはいえ、道路補填材に使われたとき、膨脹し亀裂等が生じることも記載されてあった。

 話変わって、連日のように放映されている甘利大臣の収賄事件の発端になった〈週刊文春〉の記事の中に引っかかった一節があった。それは次の文言である。

 新たなトラブルのきっかけはUR(独立行政法人・都市再生機構》の工事により)建設中の敷地のコンクリートにいくつもの亀裂が入ったことだ。
「業務に支障が出る恐れがあるためURに抗議しました。ただコンクリを補修するとなると、敷地すべてのコンクリをはがす必要があるのです。なぜかというと実はコンクリの下に大量の産業廃棄物が埋まっていており、当社は2014年に、行政機関から『コンクリをはがした場合は地中に埋没するすべての産廃を取り除くこと』と文書で指導されているのです。つまりコンクリを打ち直すということは、当社が借りている敷地一体に埋まっている産廃をすべて撤去しなくてはならない。それには100億円以上かかるのです。(文春掲載文)

 これってひょっとして、製鋼スラグを埋め込んだのではないのかな???真実は不明であるが、昨日の今日で、ふっと思ったものだ。

 産業廃棄物処理を巡って、政治家の闇の中のつながりが、製鋼スラグという袖ケ浦駅海側開発にかかわって、連想の産物として浮彫されてきた。いつかの県公報に、森田知事と産廃業者が並んでいる写真があった。   あぶないあぶない・・・。

                        曇りのち晴れ  




スラグ24万トン残土埋め立て [産廃処理場]

 鋸南町の町を挙げての「残土埋め立て施設計画反対闘争」の現状報告に続いて、昨日は「残土条例再提案」を提起したばかりのところへ、驚くべきニュースが飛び込んできた。
 毎日新聞の朝刊(22日)の全国版1面トップに、袖ケ浦駅海側開発における区画整理事業で、宅地造成地地盤強化のため搬入した残土の中に、『スラグ24万トン』が地権者の許可のないまま埋めこまれていたことが判明したというのである。

 ご存知のように、区画整理組合が主体となり、中堅ゼネコンの奥村組と竹中工務店の共同企業体が受注したものである。ゼネコンと呼ばれる業者が扱うのだから、埋め込まれる残土はすべて出所の明らかな、間違いのないものだと地権者はもちろんのこと、大方の市民は疑いを持たなかったに違いない。それが当初計画にない製鋼スラグを管理組合の理事会や総代会の承認を得ることなく、また千葉県の承認を得ることもなく『スラグを使って地盤改良する』ことを報告しただけで地盤改良工事に着手。新日鉄住金(東京都千代田区)の君津製鉄所から排出された製鋼スラグ24万トンを搬入し埋没したというのである。

 製鋼スラグは、有害物質を含んでいなければ再生利用できるというのだが、水と反応して膨張する性質があるという。専門家は地盤の不安定化と、植物などに影響を及ぼす強アルカリ汚水が溶出する可能性も指摘している。
 そして事実、毎日新聞が地権者の許可を得て、環境省指定の第三者機関で鑑定したところ、水素イオン濃度(PH)12前後の強アルカリ水が検出されたと記事にある。

 この問題の発覚は、一部地権者有志の告発にあるという。新聞には「こんな欠陥だらけの土地を子や孫に引き継げない」「我々の土地が実験台かごみ捨て場にされたのではないか」との地権者の怒りの声が書かれてある。

 県は先月18日土地区画整理法に基づき改善勧告を出したという。袖ケ浦駅北側開発は、「住民投票」により大差で拒否されたはずのものであった。その後の有為曲折があり今日に至っているが、問題が絶えることがない様だ。すでに数棟のアパート群や、戸建ても始まっている。一体今後どのようになるのであろうか?

「残土埋め立て」には常にこのような問題を内包していることを、今回改めて明らかにした。今後の動向が一層注目される。

海側開発.PNG
(毎日新聞掲載写真) 

kawakami

鋸南町残土闘争記~その2~ [産廃処理場]

(昨日の続きです。ご覧ください)

県は皆さんの税金で闘う訳ですから痛くも痒くもないのです。もちろん口ではそういうことは言いませんがね。繰り返しになりますが、県が必要として県がバックについているから事業者は強気なんです。この間、調べて明らかになってきたのは鹿島の系列の会社が設計をして業者は第一期工事を完了しています。いつでも残土を搬入できる状況になっていますが、第一期工事に要した費用は数億円と言われています。全部鹿島が出しているんです鹿島が。で、いざ事業が動き出しますと、現場は別の業者が来るのです。つまり地元の業者はダミーなんですね。単に土地を提供しているだけなんです。結局バックとの闘いになる。だから容易ではないんです。

 反対署名の話ですが、町内で集めた署名は九割を超えています。それ以外を含めると署名は一万を超えています。まだまだ集めようと手を抜かずに頑張っています。このほかいろいろなことをやってきました。

 事業者は県に対して事前協議をしていますがこの事前協議に一年近くかかっています。それだけ私達は抵抗している訳です。県は最初に処分場から五百メートル以内の近隣住民の賛同を得なさいという指導をしました。その結果はどうだったか?ただの一人も同意をしなかったのてす。

 そうしたら県は「地元との環境協定を結べば許可がしやすい」ということになりました。業者に知恵をつける訳です。そうしたら処理場に隣接するある区の区長が「環境協定を結ぶ意思があります」と事業者と県に申し出ました。ところがその区長は砕石業者で同じ穴のムジナでした。もちろん県はそれに飛びつきました。ところが私達の会がすぐそのことに気が付いたのですぐそれを取り消させました。臨時総会を開きまして、区長を解任して新しい区長を選任しました。そんな区長はいらないということになりました。前区長の行為は全く独断のもので無効である旨の文書を作成し県に届けました。

 ところが県の言い分は、前区長さんが出してきた文書はその時点では有効なものだった。だからその時点で「事前協議は終了したという判断をした」とのことでした。わずか五日後ですよ、前区長の出したあとに私達が無効を告げたのは、、、。県はいろいろな状況を知っていながらそういう判断をしました。「有効だ」と譲らないのです。これは県議会でも取り上げられましたが、県は「有効だと考えている」とのことでした。事前協議を終了させるためにはどうしても必要なことだったのです。しかも知事は答弁に立たず、副知事がしどろもどろに答弁していました。

 私達にとって良かったのは反対運動により、事前協議の時間が相当長期に至ったということです。この期間に学習会をやったり講演会をやったりビラを作ったりして訴訟を起こす期間もたっぷりありました。とにかく素人の集団ですから初めは何をやっていいのか戸惑いました。

 幸いなことに県と事業者との事前協議の期間が一年以上かかりましたので、私達はいろいろな検討ができました。特に女性達の奮闘には驚きました。県庁に三回ほどデモをしましたが、バス八台で五百人を超える人達、これはあの小さい町からすれば前代未聞の出来事でした。鉢巻、のぼり、プラカードなどすべて女性が作ってくれました。署名にしても殆どは女性が集めた署名なんです。

 議会の定数十二人の中で、この事業に賛成は三名、残り九名は反対です。そして議会として反対決議をして業者、町、県に提出しました。県も業者も苦しい立場に追い込まれています。しかし諦めた訳ではありません。
子供達や孫達のために鋸南の環境を守りたい。という気持で運動をしています。
   お互い頑張りましょう。


鋸南町残土闘争記~その1~ [産廃処理場]

 木更津の地元「故郷を守る会」による残土埋め立て施設建設計画を「木更津市残土条例」を力に、ついに計画を断念させた勝利集会については報告したところです。
 その際、現在裁判闘争を続けている鋸南町『子どもを守る会』の永田さんが、その報告をされています。感動的報告です。ご本人の承諾を得ましたので、2回に分けてその報告を掲載させていただきます。ぜひお読みください。  kawakami


    鋸南町の環境と子供を守る会の活動について  永田正則
 
 私達の活動が皆さんの活動に少しでも役に立てばいい。今日はそういう気持ちで参りました。

 鋸南町は人口が八千五百を切りました。私が鋸南に住み着いた十数年前には一万八千人はいました。人口は減る一方の小さな町です。平成の大合併の時に鋸南町は合併しなかったんです。選挙があり、合併推進派と合併反対派ががっぷり四つに組んで闘いました。五十六票の差で合併反対の候補者が当選しました。そういうわけで鋸南町は「自分たちの町は自分たちで運営していくんだ」という自治の意識が強いんだなあと感じました。

 これは残土の問題についてもまたしかりです。この海と山との自然に恵まれた鋸南町で禍根を絶対起こしてはならんということで取り組んでいるんです。もう反対運動を始めて三年八か月になります。この間、事業をしようとしている業者を抑え込んできているんです。彼らも必死です。なぜかと言いますと、地元の業者ではありますがバックが鹿島建設なんです。なぜあの大手のゼネコンがついてるかというと、自分たちが発注する国や県からの事業で汚染された残土を斡旋することも間々あるわけです。そうするとその持っていく場所に困るわけです。それをきちんとしないと国や県の仕事もなかなかもらえにくいという現状があります。国の方は残土を処分できる場所をしっかり確保しなさいという指導なのです。

 ゼネコンも自分の力で残土の場所を確保するというのはなかなか難しい。だからどこに行っても反対運動が起こる訳です。それは厄介だから自分の息のかかったところに押し付けるんです。県が発注する工事またしかりです。鉛や窒素などを含んだ非常に悪い残土があちこちの現場で出てきます。それを業者に押し付ける訳にはいかないという側面もある。つまり残土は発注する国や県が責任を持つということになっている。これはタテマエです。

 ゼネコンが取り下げないというのは国や県がバックについているからなんです。私の目から見ても国や県も業者よりです。住民の声には全く耳を貸さない。鋸南町でいうと十六の区があるんですが、十六の区が反対決議を上げて、また漁業組合も反対決議をして県や町や業者にも提出しました。つまり町を上げて反対運動が行われている訳です。皆さん沖縄の基地の話を聞いたことがあると思いますが、いくらやっても国は耳を貸しませんよね。同じような構造なんです。

 私達がいくら反対運動を積み重ねても相手は耳を貸さない。今は事前協議が終了したという段階になっています。同時に業者は県に正式に手続きをしました。で、いつ正式な許可がでるかわからない状況です。私達も県を相手に訴訟を起こしています。行政訴訟です。もう一方事業者に対して民事訴訟も起こしています。つまりこの事業を取り下げろということです。裁判闘争はなかなか容易ではないです。私達は訴える側ですが、県は「どうぞ訴えてください、最高裁までどうぞ。」というスタンスです。(続く)



「千葉水源愛護会」からの連絡拡散 [産廃処理場]

「千葉水源愛護会」の竹井さん(久留里在住)から、下記のメールが届きました。参加可能な方は是非積極的参加を呼び掛けます。kawakami

 皆様大変ご無沙汰しております。君津の竹井(ちば水源愛護会)です。

 君津の山間部、大福山そばの処分場の増設手続きの動向ですが、去る7月に県の指導要綱に基づく事前協議の申請があり、また環境影響評価準備書も提出されました。
そして準備書の説明会が、4月19日に君津市内で、20日で市原市内で開催されます。
意見書の提出期限は10月15日です。
http://www.arax-g.jp/kimitsu/kinrin/contents/150901/index.html

 今計画されている第Ⅲ期増設では、県の天然記念物である大福山自然林の直下が処分場となります。
大福山は市原市にとって大切な観光資源であり、また過去には大福山北部を県と市原市が計約37億の巨費を投じて公有化したということもあり、自然保護の点でも市原市は大福山に高い価値を置いてきたと思います。
 このことから、市原市民、また市原市(市原市長)がこの準備書に対してどのような意見を提出するかが非常に重要になってくるものと思います。

 ただ現時点では、市原市民の間でこの問題への関心はまったく低いという状況であるように思います。当会からはこの増設の件につき平成25年、市原市議会に反対の陳情を提出、三度の審議の結果不採択になったという経緯がありますが、その後この種の問題に敏感に反応する市民ネットや共産党といった政党議員ですら、ブログの記事にすることも、議会で質問することもなく、今日に至っています。

 過去の結果から見ても君津市だけでどうにかなる問題とも思えません。市原市の方、どうかご協力お願いいたします。
市原から大福山を守れとの声をあげていただけませんでしょうか。もう時間がありません。勝手なお願いで失礼とは存じますが、他に良策を思い付きません。どうかよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

竹井

MLホームページ: http://www.freeml.com/datugenpatusamito


県知事への要請 [産廃処理場]

大平興産(株)の営業許可について、県が富津市で説明会を開くことを
 県知事に要請しました。
                    小櫃川の水を守る会 関 巌

昨日( 14日)富津市の市民の方達と千葉県庁に出向き、廃棄物指導課の人たちに上記の申し入れをしてきました。

 富津市にある大平興産処分場は、長い間処分場からの汚染水の漏洩が続いております。会社は漏洩対策工事を行っておりますが未だに漏洩は止まっておりません。
 このような状況を受け富津市長は第三処分場営業許可について、県からの意見照会に対し平成25年10月4日に県知事に回答を行いました。その中で「処分場全体の安全性を確保したうえでなければ、容認することは難しい」と述べております。
 また富津市議会も平成25年9月25日千葉県知事宛に意見書を提出しました。その中で「漏洩追加対策工事が行われておりますが、漏洩が抑えられたと判断出来る状況ではありません。第三処分場の増設を許可しないように要請します。本処分場の問題等の対応については、許可権者である千葉県で責任を持って処理されるよう併せて要望します」と述べております。
 それにも関わらず千葉県知事鈴木栄治氏は平成26年3月27日、大平興産の第三期処分場の許可をしました。
 この許可に対し富津市長は平成26年4月11日に意見書を県知事に出しております。その中で「漏洩対策工事の効果が確認できていなく、漏洩問題への影響を強く懸念しており、許可証が交付されたことは誠に遺憾である」と述べております。

 このように富津市民、市長、議会こぞって増設許可に反対しているにも関わらず県知事は許可をしました。またこの許可にあったって、意見を述べた市長、議会に対して漏洩対策工事の効果など、様々な危惧に対して千葉県は何も説明をしておりません。 

 私たちは市民の危惧していることに対して、千葉県が富津市で説明会を開くよう要請書を昨日(1月14日)県知事に提出しました。

これに対して県はこの許可に当たっては法律に基づき判断したものであり、説明会を開くことはしない、との回答でした。

漏洩が続いている欠陥処分場なのに法律に沿って判断したから全く問題はない、地元で説明をする必要は無い、との一点張りで地元市民の不安・不信に全く耳を傾けようとしない行政は何の為に、誰のために行政を行っているのかという強い怒りが湧いてきました。

放射性廃棄物処分場問題 [産廃処理場]

 新年早々、市原市の「放射性廃棄物を考えるいちはら市民の会」から講演会のお知らせが入りました。
カレンダーに予定を書いておきましょう。  kawakami


講演会・放射性廃棄物、処分場問題を考える学習会

◆タイトル:今、塩谷町の求めるもの
     ~指定廃棄物処分場詳細調査候補地に選定されて~
◆講師:栃木県塩谷町 見形町長
     (町長は町の自然を守る立場から、明確に反対の態度を示しています) 

◆日時:2月8日(日)13:00開場、 13:30開会
 
◆場所:五井グランドホテル 2F   (参加料:500円)

 主催:放射性廃棄物を考えるいちはら市民の会

お誘い合わせの上、お越し下さい。



君津環境整備センタ-見学  その2 [産廃処理場]

見学を終えて思うこと
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今、指定廃棄物の処分場が、市原市に来るのではないかと騒がれているが、私は市原市では指定廃棄物問題よりも、大福山の直下にある君津環境整備センタ-の問題の方が逼迫した、大変な問題だと思っています。放射能を含んだ産廃が多量に運びこまれていて、Ⅲ期増設が進んでいるからです。それに伴って様々な問題が考えられるからです。

1.最悪の場所にある。房総丘陵と呼ばれる、関係市町村80数万人の水源地であり、景勝地であり、交通不便な山奥に設置されている。何かあったら処置が大変、風評で大打撃を受ける。運び込まれたと言うだけで、イメージダウンする。

2.設備が巨大、膨大なごみ、汚泥、燃え殻、瓦礫 、水処理設備の運転はいつまで続けるのか、設計時に放射能は考えていなかった。

3.見切り発車している。ゴミがどんな状況になったらこの事業は終わるのか決めていない。
  人間が作った物はいつか壊れる。シート機構は何時か老化し漏れる。民間企業が何時まで面倒を見られるのか。放置されたらどうするの。放射能の毒性はどうなったら、責任が終るのか明確にされていない。
   
4.他の管理型処分場がみんな問題を抱えていて、ここが頼り。10年間大した反対もせず、 130万トンの産廃を入れ続けさせた。今更 やめられない。――  だろう。
   他の管理型(汚泥や燃え殻、放射能が入れられる)処分場は問題を抱 えていて、ここは比較的問題がない(場所としては大問題アリ)と、行政も頼りにしていて、バックアップしている。漏れの問題もウヤムヤでⅡ期の再開。市原市も400tの焼却灰を埋めている。Ⅲ期増設に対する市原市長の意見書は基本的な事(水源地の上にある心配や、放射能についての不安)についての記述がない。千葉県の力で増設は進められていくだろう。

5.新井総合㈱も、事の重大さを知りつつ、どうにもならない事に困っている、と思われる。
  産廃施設としては、大金もかけているので、確かに、技術的にも、管理運用面についても、システム的もよく整備されている。産廃施設としても企業精神や地域貢献に力を入れていることは素晴らしく、業界の手本となるのかもしれない。しかし、それらを帳消しするのが、ここに施設を設置した事と放射能を埋めてしまった事だ。ここを見た見学者はこの心配が増える一方だと思う。

6.市民として覚悟が必要
  市原市ではこの処分場を知る人は少ない。見学した人は更に少ない。市原市と君津市の行政境界線に接しているとは言え、市原市ではないせいか、気にしていないと思われる。産廃処分場は経済発展にとっては、大変重要なものである。市原市もここを利用している。埋めたものを移動させるというのは大変難しいだろう。これからも放射能廃棄物の搬入が続くだろう。
  生活する事はゴミを作ること。そのゴミが土になるまで、作った者に責任がある。知らぬ顔は出来ないこと、被害が出るのは子孫の時代であることを認識しなければならない。
  ここは80万人の水瓶である。ここに自分が出したゴミが産廃として埋められる。何時漏れだしてくるかも知れないという事を、覚悟すべきである。  
  
  諸般の状況から察するに、このままだとⅢ期増強は進められるでしょう。関連の住民は覚悟が必要。その上で何が出来るかを、考える必要が有ります。決めるのは私達、結果は次世代の子孫が受けます。私は知らなかった。知っていたが何もできなかったでは済まされない。ゴミを出し、清掃車を見送って「後はお任せします」で済ませてきた多くの市民が、ゴミ問題は大変だという問題意識をもって、一人でも多くこの処分場サイトに立って欲しいと思います。ごみの問題意識を持つには十分な見学会であった。

  見学会へのお誘い、多くの見学者を引き受けて下さった「小櫃川の水を守る会」の方々にお礼申し上げます。 これからも宜しくお願いします。

放射性廃棄物を考える市原市民の会  水野行雄

君津環境整備センタ-見学・寄稿 [産廃処理場]

「放射性廃棄物を考える市原市民の会」水野行雄さんからの寄稿です。8000ベクレル以下の放射能廃棄物を搬入している産廃施設・新井総合の見学感想記です。2回に分けてお届けします。kawakami

君津環境整備センタ-見学    2014.9.20   

 君津4市の「小櫃川の水を守る会」のお誘いを受けて、センタ-見学が初めての「放射性廃棄物を考える市原市民の会」の会員11名は、上総行政センタ-で、君津4市の「小櫃川の水を守る会」の方々と合流し、 参加者総勢26名で、マイカ-に分乗し、292mの大福山直下にある君津環境整備センタ-に着き ました。

 管理棟で萩野センタ-長から20分、所内の設備の説明を受けた後、徒歩で外部施設を40分見学しました。私は初めての見学でしたが、グ-グルア-ス地図検索で何十回も見ていたので、初めてという感じはしませんでした。しかし実際に現場に立ってみると、やはり巨大なゴミ処分場、それも放射能廃棄物を含んだ、多量のゴミの墓場ということで「こりゃ-まぁ-何と表現ししていいのか―――」言葉が見つかりませんでした。

業界一の誇れる設備、それが水瓶の上に設置されたこと、放射性廃棄物を埋めたこと、これからも埋めていくことで、3年間福一原発の事故に学んだ私には、センタ-長が言われる、安全は心配に、高度な設備は金食い虫に、漏れが不可能なシ-トはいつかは漏れる、カラ元気に聞こえて仕方がありませんでした。何故ここに設置したのだろう。
 
この設備を移動させることは、難しい。不可能だろう。せめてⅢ期増設は阻止、放射能は埋めさせない事を市民の運動でやめさせなければならない。そんな思いをしながらセンタ-を後にしました。(続く)


君津市長へ要望書提出・明確な回答 [産廃処理場]

 昨日2日、「小櫃川の水を守る会」7名は鈴木洋邦君津市長に面会し要望書(下に掲載)を提出しました。

 私たち袖ケ浦市民も飲んでいる小櫃川の上流に新井総合は東洋一の規模の廃棄物処分場を持っています。さらに今までの倍の200万m3の第3期処分場を計画しています。この計画に伴うアセスメント実施についての要望書です。
私たちもこのことに関し千葉県に対して過日意見書を提出しております。

 市長は守る会の面会要請にすぐに快く応じてくれ
「今までも新井総合の処分場については一貫して反対してきた。これからもこの姿勢は変わらない。要望の3点はそのようにしたい。」
とのお話をいただきました。

 君津市は一昨年に千葉県内の残土に限るという画期的な残土条例を市長が提案し、議会で可決しております。君津市ではこの条例制定後1件も新たな残土処分場はできていません。君津市の環境問題に対する姿勢は見習うべき事が多いです。

 一方、この要請書中にもありますが小櫃川の水を飲む君津4市の中で袖ケ浦議会だけは第3期処分場
を認めないようにとの決議を否決しております。
 また袖ケ浦市長の提案した残土条例案は近隣市の制定した条例より内容が貧弱でした。それさえも袖ケ浦市議会は否決しました。袖ケ浦市では今も残土処分場ができています。
これらに反対した議員は市民の飲み水の安全や環境問題を真剣に考えているとはとても思えません。

袖ケ浦市や議会の環境問題に対する後ろ向きの姿勢が目立ちます。

                                 事務局


  君津市長 鈴木洋邦様 
小櫃川の水を守る会 会長 関  巌 

 君津環境整備センター第3期増設に係る環境影響評価方法書に関する環境の保全の見地からの意見についての要望


 日頃君津市政に対し鋭意ご尽力されておられることに感謝申し上げます。
 
 過日上記環境影響評価方法書について新井総合より説明会が行われました。そこでは参加者からの処分場に対する多くの疑問、危惧、質問が出され1回で終わらず3回も開くこととなりました。

 ご承知の通りここの処分場は第1期の開設のときより地元住民や小櫃川流域住民および小櫃川の水を飲料水、農業用水として利用している多くの住民から危惧、心配の声が多く寄せられ開設反対を表明し、君津市においても反対の意思を示しておりました。
 そうした中で第1期処分場では私たちの危惧したとおり汚染水の漏洩が起こり未だにその根本原因がわからずその対応も完全なものではありません。
 そのような中で私たちや君津市が第2期の営業許可を反対していたにもかかわらず千葉県知事は第2期の営業許可を出し第2処分場が稼働しているところです。
 さらに今度は第3期の処分場開設に向け林地開発行為の申請を出し環境影響評価を実施しようとしています。第3期については君津市、木更津市、富津市の各議会において営業させないようにとの決議がなされており、また林地開発行為について君津市は事前協議に応じていないところであります。
 
私たちは、この処分場すべての閉鎖を求めているところであり第3期の開設など到底容認できるものではありません。
 しかし新井総合が環境影響評価の手続きに入った以上この方法について意見を述べたところです。市民からの意見書はすでに千葉県より君津市に送付され近々君津市長の意見が千葉県知事に出されるところです。
 このことにつき以下の点を要望いたします。

1.第3期の処分場開設は認められないとの見地からの意見を述べて下さい。
2.市民から出された意見書の内容を最大限取り入れるよう意見を述べて下さい。
3.君津市長からの千葉県への意見書が出された場合は速やかに私たちにその内容を開  示して下さい。

以上




鋸南町に計画されている汚染土壌埋立処理施設 [産廃処理場]

「小櫃川の水を守る会」報告第2弾である。     kawakami

 岩石採取認可違反の採石場を、不当な採石法違反、運用で土壌汚染対策法の埋め立て処理施設に転用を許可しようとしています。

 南房総の玄関口、鋸南町は自然豊かな美しい街です。この町に現在、汚染土壌埋立処理施設設置計画が進められています。
 
 採石場(採石法)を所有する商工労働部産業振興課(旧保安課)では、岩石採取許可違反を繰り返している事業者を適正に始動せず、是正指導もしていません。それどころか、県は採石場の違反を他方で許可されればよいという、採石法の脱法的解釈を行い、違反の是正は計画書の届け出だけでよいとする不当な運用を行っています。

 また汚染土壌埋立処理施設(土壌汚染対策法)を所管する環境生活部水質保全課では、事業計画が適切なものか、十分な審査と事業者指導を行わないばかりか、事前協議終了に必要な、地元地区との環境保全協定について、採石組合職員でもある区長が、区の理事会にかけることなく、独断で区の公印を押印し、確約書を提出してしまいました。

 この確約書は無効であるとの地元区役員の申し立てにもかかわらず、千葉県は確約書を有効と判断。事前協議終了通知を鋸南町へ郵送で送りつけてくるという、民意から目をそむけ、一方的で不当な手続きを行っています。なお事前協議終了通知が出されたことで、地元区では臨時総会が開かれ、確約書の撤回と、辞任を拒否していた区長が解任されています。

 このように千葉県は、県民の生活環境を守るどころか、住民間紛争まで起きてしまいました。多くの町民の反対の声を聞き入れず、このような不当な自治事務行為に対して、鋸南町民は怒り沸騰。6月11日、鋸南町から観光バス5台で乗り付け、県庁前にて抗議行動を行い、その後中央公園までデモ行進。反対派住民と町外からの応援者を含め約300人の参加者が集結しました。

君津廃棄物最終処分場建設計画中止に追い込むまで [産廃処理場]

まずは、10年間の反対闘争の積み上げで、業者を断念に追い込んだ君津の報告内容をお知らせする。報告者は佐野今朝雄さんである。   kawakami

君津廃棄物最終処分場阻止10年間のたたかい

(株)ケー・ジー・エムは1994年、君津市八重原団地と木更津八幡台大久保団地に挟まれた谷間に最終処分場設置の計画を立てた。

1997年6月、地元40自治会は君津市長あて設置反対の要請書を提出するとともに、4800世帯14000名の反対署名を千葉県知事に提出した。君津市長も計画不適当の意見書を知事に提出。

1998年6月、隣接する木更津市の八幡台自治会と,上烏田区会は4940名の反対署名、
続いて同大久保団地3528名の反対署名を千葉県知事に提出。

1999年3月 木更津市長、反対要請書を県知事あて提出、君津市長はこの年6月、再度知事あて反対の要請を行っている

★ これだけの取り組みを経て、また搬入路をめぐる裁判で業者側敗訴もあり、2014年3月、ようやく県は不許可を決定し業者宛通知した。しかし業者側は断念したか否かはいまだ不明である。引き続き監視を怠りなく継続したいとの報告である。



鋸南町でデモ「汚染土壌埋立処理施設」設置反対! [産廃処理場]

「脱原発船橋(仮)」のたれうややさんから、拡散要請のメールが届きました。鋸南町の「汚染土壌埋立処理施設」を作るということで、業者の親戚にあたる区長独断で署名し、そのこの事実がわかって、区長解任町民反対運動が、大きく湧き上がっている鋸南町です。     kawakami

7/19土曜午前9時より鋸南町現地でデモがあります。以下は、町内全戸への回覧チラシから。

汚染土壌埋立処理施設設置に断固反対!!

<是非デモに参加下さい>  
町民の思いを伝えましょう 黙っていては何一つ解決しません。

 鋸南開発(株)の「汚染土壌埋立処理施設設置」は多くの問題をかかえています。事業者は、着実に工事を進め、汚染土壌埋立事業の許可申請をするつもりです。

 柴田栄樹社長は「生まれ育った鋸南町の将来を真剣に考えて」と言ったり「町民の反対の声を重く受け止める」と言っておきながら、最近では「理解されなくてもいい」(H26.6田町の説明会)と発言しています。あまりにも矛盾していませんか。

佐久間川流域の全地区は、この計画に断固反対しています。また、反対決議が各団体・各地区より次々に出されていることを柴田社長は真摯に受け止め、「鋸南町に汚染土処理施設はいらない」との町民の声を聞き入れる時期がきているのではないですか。
鋸南開発(株)に対する抗議活動を行います
        
日時 7月19日(土) 集合場所 鋸南町役場 9:00  (小雨決行)
(デモ行進)  役場~鋸南開発採石場まで 約2㎞  (10:30解散予定)

引用終わり。

この時期、房州では夏祭りもあちこちで行われます。この隙間をぬってのスケジューリングで県北部からの参加は厳しいでしょうが、当日は前回に続きケイタロウさんのツイキャス中継もあります。
こちらの視聴もよろしくお願いいたします。

参加に便利な電車:
JR内房線千葉発6:58-安房勝山8:33

高速バスは富楽里下車でタクシーとなります。

車の方は、役場か役場近くのJAの駐車場が利用できます。

早朝着の場合、保田のばんやでは24時間お風呂に入れます。(大広間は深夜帯は閉鎖となります。7時から開きます)

よろしくお願いいたしますm(__)m


新井総合施設(株)増設計画 [産廃処理場]

「上総水源愛護会」ブログに新井総合産廃施設の増設計画のことが、6月4日付で掲載されていますので、紹介させていただきます。                           kawakami


新井総合施設(株)の産業廃棄物最終処分場の増設計画に関して、環境影響評価の手続きに入る動きのあることについては、既にご紹介したところですが、今月に入り、広報きみつ6月号や君津市ホームページ、千葉県報により、千葉県環境影響評価条例に基づく事業計画概要書の縦覧が始まることが公告されました。

縦覧期間は6月3日から、環境影響評価方法書の縦覧期間の初日の前日まで。縦覧場所は千葉県庁環境政策課、君津市役所環境保全課、小櫃行政センター、上総行政センターとなります。

事業計画概要書は、A4モノクロ、一部A4、A3カラーとなる、約180ページの文書で、ファイルに綴じられています。当方が訪れた上総行政センターでは、窓口そばの各種申請書の記入コーナーにファイルが置いてありましたので、特に申し込みをせずとも自由にご覧いただけることと思います。なお、窓口で受付を済ませれば、貸し出しも可能でした。

本件については追加でご案内したいこともありますが、まずは縦覧開始のお知らせのみさせていただきます。

なお、君津市ホームページに掲載された縦覧の案内は以下からご覧いただけます。
http://www.city.kimitsu.lg.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=7630



県の横暴・産廃施設太平興産第3次拡幅計画許可 [産廃処理場]


 富津市にある産廃施設太平興産は、第2処分場での漏えい問題の解決がつかないまま、その第2処分場の変更拡幅申請の形で第3処分場の設置を申請しました。

 このことに対し、地元市民団体である「天羽の水を守る会」「小櫃川の水を守る会」「漏えい問題の解決を求める市民の会」は、県の担当課、知事室、議会各派に対し不許可にするよう要請書や要請活動、更には署名活動を展開し、1661名の反対署名簿を県に提出しています。

 また富津市議会も全会一致で、知事あての意見書を採択送付、市長は県からの意見要請に対し「容認は難しい」と回答を出しているのです。

 市民団体と担当課との直接交渉では、8点の問題点を挙げて追及、一層未解決な課題が浮き彫りされています。例えば2006年に漏えい問題が発覚し、以後8年間それが継続していること。その対策は終わっていないし検討もされていないこと。2013年の6月から8月に至る間、稲作に異常が発生し、今年度は稲作放棄につながっていること等々、具体的な問題点については、担当課としても、事実として認めざるを得ない状況が現状なのです。

 にもかかわらず、今回県は知事名で、3月27日、申請許可証を出したのです。地元市民、行政、議会を無視した今回の対応は決して許されるものではありません。

 私たちは、放射能汚染物質の搬入も含め周辺4市市民団体共同で、事業開始反対、許可取り消しを求め抗議活動を続けていきます。
                                事務局

大平興産現場写真 [産廃処理場]

富津市民が望む政策研究会のブログから転載させていただきました。   事務局

県に拡張工事を申請中の第三処分場も見学しました。シートの貼ってある所が放射性廃棄物の燃殻です。

車の下に汚泥や焼却灰が埋まっています。台風や大雨が降ってシートが外れたり砂が舞い上がったら大丈夫なのでしょうか?

近くの草むらで測った数値です。

太平興産.PNG

太平興産大塚山廃棄物処分場見学記 [産廃処理場]

1月30日に、処分場の見学会があり、同行した。県内に4箇所ある管理型処分場のひとiつである。

管理型の条件である処分場からの処理水漏洩対策が、設計に反してできておらず、漏洩事故が起きた。その後、抜本的な漏洩対策がとられないまま、県は、事業者の新たな処分場申請を許可し、今回更なる拡張申請が行われた。大塚山は、そこを水源とする高宕川が湊川に合流しており、高宕川では、水棲生物の激減や引水した水田の稲の成長被害が、観察されている。自然破壊、地元住民の生活破壊が起きている。

3.11以降、この処分場に、放射性廃棄物が搬入されている。今回の拡張は、それらの対策とも受け取れる。最終処分場の最終処分とは、安定化(環境中にあって、それ以上変化せず、影響を与えなくなった状態)の達成を主要な目的とするとある。また、最終処分場は、処分場が満杯になったら埋立終了、閉鎖を行い、その後、浸出水の処理、埋立ガスの測定、モニタリングを続行し、安定化したと判断したら、記録を整備して、処分場は、廃止される。

一般廃棄物、産業廃棄物の安定化に何年掛かるのであろう。処分場が閉鎖した後廃止までの間、管理を続けなければならず、廃止まで、民間事業者が存続するのか。ましてや、放射性廃棄物の安定化までの気の遠くなるような期間では、存続管理はありえないことである。これらを民間事業者に任せることこそが、無責任であり、国家犯罪ではないだろうか。国が責任を持って、安定化まで管理を続けることにしなければ、倒産した民間事業者のせいにして、なし崩し的に、国民、国土を荒廃させてしまう。

安定化までの管理の費用については、維持管理積立金を事業者に負わせ、それを当てるとしているが、事業者が逃避したり、相続者がいなかったりするケースは想定してない。そうならないように指導していると逃げる。放射性廃棄物について、県は、後々国のほうから立法措置や指導があるだろうと話す。分権社会と言いながら、この上位組織依存、お任せ状態はなんだろう。とても彼等に、まつりごとを任せられないと強く感じる。

地元住民の方々は、悲痛悲惨である。加害者である自覚を持たない、我々サイレントマジョリティーの無知、無視という名の暴力によって、孤立、孤独の戦いを強いられている。これが現状である。

最近テレビで、足尾銅山鉱毒事件を扱ったドラマを見た。構図が、全く同じである。百年以上も前に起きた事件が、再現されている。その時に比べ、分析技術、施行技術などの科学技術は、格段に進歩を遂げた。しかし、事件以来、水俣病、イタイイタイ病など多くの未だ完全に解決されていない。国家犯罪とも言える事件が繰り返し、引き起こされてきた。これで、歴史は進化したと言えるのであろうか。

歴史の主人公は人である。人が幸せたれと作った国と国民の関係である政治が、その構成員である民に理不尽な状況を強いていることへ、怒りと落胆を感じた。

日本が民主主義国家であるとの前提でいえば、この国の国民は、全く学習をしてこなかった。民主主義が、分かっていないということなのだろう。歴史を本気で学んでこなかった。真剣に向き合ってこなかった。今でも、そうである。

現政権が進めている積極的平和主義について、戦争が出来る、戦争に参加する国になるのではないかと危惧する声が上がっているが、日本国民の近代の歴史を見れば、当然のことだと思う。

以上が、今回の処分場の見学からあらためて感じたことである。

では、現実何をしていけばいいか。人の痛みを知る、想像力を働かせる、希望を持ち続ける勇気を失わないことだろう。同じ思いの仲間で連帯していくことだ。福島も沖縄も根は同じである。

多くの人に、事実を伝え、理不尽さを感じてもらい、想像力を働かせ、連帯を築く。これを続けていこう。
民主主義の形は出来ている。そこに、中身を埋め込み、命を吹き込む作業をしていかねばならない。

                   ONE OF THA 市民

大平興産産廃処分場見学会 [産廃処理場]

富津の大平興産産廃処分場の見学会があります。参加者を募っています。ぜひ多数の参加を呼び掛けます。            事務局


大平興産産廃処分場見学会

事業者は下記の日程で市民団体の見学を認めました。誘い合わせて是非ご参加ください。

見学会
日  時:2024年1月30日(木)13:00~15:00
見学場所:大平興産大塚山処分場 事務所前集合 13:00
       大平興産(株)大塚山処分場 富津市関709番地
電車の方は上総湊駅 12:30においでいただければ迎えに参ります。(事前連絡ください、0439-65-2362鈴木)
袖ケ浦市の方は車で同乗していきますので政策研事務局まで連絡下さい。

富津市湊川上流にある大平興産は2006年に汚染水漏洩が発覚し現在も続いています。
この度下記の通り事業者が見学を認めましたのでご参加ください。
見学ポイントは次の通りです

(1)仕切り壁設置=鋼管矢板等による仕切り壁を設置の状況。(ほぼ完了)
(2)火山灰層へ遮水シート敷設=埋立てられた廃棄物を取り除き火山灰層を露出させ、遮水シートを敷設する。(今回は進行中この工事現場を見学します)
(3)目詰まり=保有水中のカルシュウム成分から炭酸カルシュウムを作りだし、固形物により火山灰層の目を詰まらせる対策。(未完)。

 東京電力福島原発事故以後、放射性物質を含む下水汚泥・焼却灰が、大量に搬入され、第三処分場の埋立許可容積が残り少なくなったことから、
事業者は、昨年6月11日第三処分場の拡張工事申請(86万m3)が行われ現在追加対策工事を実施しております。

富津市議会は昨年9月25日、9月議会定例会で、市民団体の陳情を採択し、千葉県知事に「拡張に反対する」意見書を提出しています。

 放射性廃棄物搬入の中止を求める署名は天羽地域で4,300筆、小櫃川上流の新井総合施設への搬入停止の要請と併せて近隣4市で32,500筆、が県知事宛に提出されています。

私たちは千葉県知事に「放射性廃棄物の搬入停止」「漏洩している処分場の拡張停止」を求めています。


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