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国鉄民営化30年  3 [JR]

 ここに書く数は、国鉄労働組合の交流会資料に記載されていたものからの抜粋です。
特に、分割時点の1987年度~1996年度まで、10年間の記録です。(クリックすると大きくなります)

保線区の死亡者数.PNG

▲この表には死亡者数という欄があり、そこには直轄58名  外注264名という数が記載されています。合計322名のいう数にのぼるのです。すさまじい数・恐ろしいほどの数です。殺人職場ともいえましょう

◎ 死亡者原因
★ 保線区の事故とはどのようなものがあると思いますか。並べてみます。
触車  感電  墜落  圧重  狭窄  衝撃   交通事故 
この中で圧倒的に多いのは、走ってくる車両に触れてしまう触車の事故です。
直轄の労働者が24名  外注の労働者が75名という数は何を表しているのでしょう

★ 近年の特徴は数を見ただけで分かるように、外注化拡大により、下請け、孫請け労働者の犠牲者増大です。山手貨物線での5名触車死亡事故の時は、元受け社員が誰も現場におらず下請けに丸投げ状態にあったというのです(99,2,21)

◎ 記録されたKさんは、個人的に毎年の死亡者数を記録していらっしゃる。その1行1行に「除草作業中に気分が悪くなり休憩。タオルが落ちていると言われかがみこんで2.3m下に墜落。当日12時気温35度」「常磐新線工事で杭打機に挟まれ死亡」というように死亡原因を記録し、あるいは事故の増加に対する関係機関等の通達なども記録してあります。
 Kさんの怒りを込めた告発です。

「発注元⇒元請け⇒下請け⇒孫請け⇒曾孫請けと工事代金は減少、経費が必要なところにお金が薄くなる構造の中、労基法も、労安法もない、劣悪な実態であり、個人の努力や責任を言うのは犠牲者を愚弄するものだ。」

国鉄分割民営化の影の暗い部分に、すさまじいまでの労働者への犠牲があることを、この犠牲者の数は示していると言えましょう(続く)



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