So-net無料ブログ作成

石炭火力発電所を巡る問題 ⒒ [石炭火力発電所]

 自宅の前に小公園があり、暖かい日など保育所の子どもたちが、年少組はトロッコを子供向きに作ったような台車に乗せられ、年長組の子はもう2列にきちんと並んで、手をつなぎながらやってきます。保育士のお姉さんたちは、要所要所にいて、子どもたちの安全を見守りながら、手をつなぎ、歌い、笑顔で、しっかりと見守っています。

 都会で、保育所建設に対し、地元住民の反対運動が起きている記事が時折新聞に載ります。私にはその理由がどうしてもわかりません。子どもたちの明るく、にぎやかな声を「未来の音楽を聴くようだ」と言った方がいます。まさにその通りだと思います。子度たちの遊んでいる姿を窓から眺めていると、本当に心が和むのです。

 この子たちが、小学校に入るころ、袖ケ浦にも、市原にも、蘇我にもニョキニョキと煙突が建ち、もくもくとあの黒い噴煙が噴きあがり、地上に舞い降りるのです。今85歳の私は、そのころまで生きている自信はありません。生きている間に、この青い空が汚れることを少しでも止めることはできないのかと思います。

 さて、1年間に燃やす石炭の量が、袖ケ浦だけで2基年間580万トンとお知らせしました。この計算で行くと、蘇我1基290万トン(現在建設予定のもの)+市原1基290万トン+袖ケ浦2基580万トン=1160万トンという気の遠くなるような膨大な石炭が、噴煙となって大気に散っていきます。この行方を今度は見てみましょう。下の図を見てください。

蘇我火力二酸化硫黄拡散図.PNG


 これは、今パソコンで見ることのできる、蘇我に建設予定の蘇我火力発電所建設計画 計画段階環境配慮書〉に掲載されている二酸化硫黄の拡散予測図です。半径20km内の図面ですが、袖ケ浦もそっくり入っていて、全面的に覆われています。

 市原の図面も、袖ケ浦の図面もみな同じです。つまり3か所から出る噴煙の広がりは3層になって、袖ケ浦を覆うことになります。想像できますか???


石炭火力発電所を巡る問題 10 [石炭火力発電所]

ところで、お隣の市原市の大気汚染が県内一であることはよく知られています。それではわが袖ケ浦市の大気汚染の現状はどうでしょう。これをしっかり確かめ記録しておくと、仮に石炭火力発電所が建設され、始動したとして、その時の大気汚染としっかり比較できることになります。

 袖ケ浦市には、次の8カ所の大気汚染測定局があります。
坂戸市場  長浦   代宿  三つ作   蔵波   吉野田  横田  川原井
です。ここで何を測定しているのかと言えば、次の6項目です。

① 光化学オキシダント(OX)
② 二酸化硫黄(SO2)
③ 二酸化窒素 (NO2)
④ 一酸化炭素(CO)
⑤ 浮遊粒子状物質(SPM)
⑥ PM2.5

 この測定項目5年間の測定値記録を、情報公開で集めました。なんと幸いなことに、光化学オキシダントを除いて、ほかの5項目は、昨年度基準値以下で、きれいな空気を保っていました。ただしこのうち6番目のPM2.5は、1昨年から測定を開始したということで、昨年分より手元にはありません。

 京葉コンビナートが、できたころは、公害の話がずいぶんあったようですが、企業、行政の努力や、市民が声を上げたことで、ずいぶんときれいになったようです。

 残念ながら、光化学オキシダントだけは昼間の1時間値の基準が.0.06ppmなのですがすべての局でこの数値を超えています。

 光化学オキシダントとは何でしょう?
 
 光化学オキシダントは、工場や自動車から排出される窒素酸化物及び揮発性有機化合物(VOC)を主体とする一次汚染物質が、太陽光線の照射を受けて光化学反応を起こすことにより発生する二次的な汚染物質です。日差しが強く、気温が高く、風が弱い日等に高濃度になりやすく、注意が必要です。(そらまめ君)

 いろんな書き方が紹介されていますが、結局まだ生成の原因・過程ははっきりしていないというのが真実です。昨年の資料では年間50日~70日、全部の測定局で記録されています

 今特に注目しているのは、PM2.5です。最も簡単に言うと次のような解説になります。

中国本土から飛来しているPM2.5の主な成分は ディーゼル車や工場、石炭発電所などの 排ガスなどに含まれるすすなどですから 人体への影響は花粉の比ではないですね。
 PM2.5による汚染、世界第2位のインドの状況を、友人が写真に撮ってきていますので紹介しましょう。

インドのスモッグ1.PNG

石炭火力発電所を巡る問題  9 [石炭火力発電所]

 さて、いよいよ、わが袖ヶ浦の石炭火力発電所建設について触れていきます。わたしたちが石炭火力発電所建設について要望していることは、「建設を即時中止せよ」ということではありません。『建設に当たって熱源の変更』を要望しているのです。

 袖ケ浦市の環境審議会討議で浮かんできた、いろいろな問題点についての説明中、不明の点5点について、エナジー社に直接尋ねてみました。いくつかこのことについて触れてみます。

 石炭火力がいかに最新鋭の「超々臨界圧炉」を使用しても、従来のLNG(天然ガスを液体化したもの)の2倍のCO2を発生することは明らかになっています。それをさらに低減化する脱硫装置や集塵装置、脱硝装置等について、「数値で明らかにしてほしい」と、エナジー社に要請しましたが、「全国統一基準はありません。利用可能な裁量の技術的方法を採用することが求められていることから、それに応えるよう検討中」とのことです 
 つまり現段階では、2倍というCO2排煙については変更なしということになります。

 これは質問事項ではありませんが、出光興産というと石油でしょう。東京ガスというと都市ガスでしょう。九州電力が東京電力の縄張りに殴り込みをかけてきたのも首をかしげますがちょっと置いておきましょう。熱源の変更は一番容易だと思うのですが、そこで石炭の入手方法について、ちょっと調べてみました。

 なんとびっくりしました。出光興産はオーストラリアに優良炭鉱を保有しているのです。
その記者会見で発表した文面をそのまま紹介しましょう。

▲ 豪州ボガブライ石炭鉱山 拡張工事完了について

 豪州ボガブライ石炭鉱山は豪州ニューサウスウェールズ州に位置し、2006年の操業開始 以来、高発熱量で低硫黄・低灰分の高品位炭を生産してきました(2014年生産量実績558万 トン)。
 同鉱山では2012年に生産設備の拡張工事を開始し、新たに選炭機の導入や、鉄道積込設備、貯炭場等の建設を進めてきており、このたび、これらの工事が完了したことから、本日、竣工式を行いました。
 今後は、これらの設備を活用して、生産する石炭の更なる高品位化および製鉄用原料炭の増産を開始し、今後20年以上にわたり年間約700万t(生産量比で2014年実績の約2割増)の石炭生産を計画しています。

 石炭は、供給の安定性と優れた経済性から、国の長期エネルギー需給見通しにおいて、 今後もエネルギーミックスの重要な役割を担うエネルギー源と位置付けられています。3社は、製鉄用および発電用として、環境特性に優れた同鉱山の石炭を長期にわたり安定的に供給することで、製鉄業をはじめとしたアジア地域の産業の持続的な成長と日本のエネルギー・セキュリティに貢献してまいります。 2015年8月28日

 現在、この文面通り700万トンの拡張工事も完成しました。
さて 袖ケ浦の石炭火力発電所で、年間燃焼させる石炭の量はどれほどと思いますか。なんと580万トンです。出炭量と比べてみてください。このことについて皆さんはどのようにお考えになるのでしょう?

ボガブライ鉱山.PNG


石炭火力発電所を巡る問題  8 [石炭火力発電所]

東京湾内建設カ所.PNG


東京湾に7基、合計630万kwの石炭火力発電所建設計画進行中

図面の上から順に
千葉に石炭火力   100万kw  2基
市原に石炭火力   100万kw 1基
袖ケ浦に石炭火力  100万kw 2基
久里浜に石炭火力   65万kw 2基

 現在運転中の火力発電所は、すべて天然ガスを燃やす発電所です。それで過去に比較して大気汚染が 改善されていました。しかし、石炭火力が建設されたら写真のように・・・・・
 この写真は石炭と高炉ガスの混焼ボイラーのたなびく煤の帯です。

煤の帯.PNG

石炭火力発電所を巡る問題  7 [石炭火力発電所]

日本が世界に約束したCO2削減計画は、以下の通りです。                                                                                              
① 2020年までに2005年度比3,8%削減、
② 2030年度まで2013年度比26%削減
③ 2050年度まで80%削減

しかし、この目標に到達する単年度ごとの経路は定められていません。それだけではなく、電力を安全に供給するベースとなる電源として挙げているのが、原子力発電・石炭火力発電・水力発電・地熱発電などなのです。

福島原発の安全神話が崩壊し、その処理方法すらめどの立っていない原発や、化石燃料の中で最もCO2を排出する石炭などを、なぜベース電源にしようとするのでしょう?諸外国では石炭火力の新規計画は実現せず抑制から廃止に動いているというのに・・・

アメリカ・・クリーンパワープラン・・排出規制を導入
イギリス・・2025年までに全廃
ドイツ・・・原発廃止、石炭火力論議加速中
フランス・・2023年までに全廃
カナダ・・・2030年までに全廃 
ニュージーランド・・2018年に最後の石炭火力発電所閉鎖

なのにいま日本では、20県に48基もの石炭火力発電所建設が計画されようとしているのです。ここで推定される電力とCO2排出量を書いておきます
新設計画48基   2300万kw以上 うち小規模17件 アセス非対象
推定CO2排出量  約1億4000万トン   
(この文章後半NPO法人気候ネットワーク山本元さん報告)

明日は東京湾内にどれだけの石炭火力が新設されようとしているのか…をお知らせしましょう。

kawakami


石炭火力発電所を巡る問題 6 [石炭火力発電所]

 パリ協定には、米国・中国を先頭に、196か国もの国々が参加し、地球の気候変動に対処する環境会議としては、歴史的なものとなりました。

 地球温暖化がこのまま進めば、産業革命前(1880年以前)よりも、地球の温度は3~4度上がってしまうと予測されています(現在約1度C上昇)。パリ協定は地球の平均気温の上昇を2度C未満に抑え、その上1,5度Cまで抑制するよう努力することを目標に据えています。そのため今排出している温室効果ガス(二酸化炭素・メタン・一酸化二チッソ・フロン)を大幅に削減し、今世紀末には化石燃料の利用をゼロにすることを目標に決めたのです。

 この目標を実現するために各国は2020年までに、「長期の温室効果ガス低排出発展戦略」を策定し、国連に提出することも決められています。

 さてこの協定実現に向けて、わが日本はどのような取り組みをするのでしょうか。日本政府は2050年までに、温室効果ガス80%削減を目標にすることを定めています。
現在の取り組みのままで、この目標の実現可能性はあるのでしょうか?

 ここでようやく石炭火力発電所建設計画が登場します。前提となる、温室効果ガス中、最大の二酸化炭素排出量と地球の平均気温の関係図を掲載しておきます。

炭酸ガス排出量.PNG

石炭火力発電所を巡る問題 5 [石炭火力発電所]

石炭火力発電所を巡る問題  5

地球という美しい星が今のようになるまで40億年という気の遠くなるような時間がかかっています。今ある地球には400万種から4000万種の生物がいると言われています。

その中のたった一つの人間という生物が、この地球の環境を大きく変えようとしているのです。地球温暖化の最終的局面にあるとまで言われている写真を2枚掲載します。

1枚は南極の写真です。南極の氷が解け始め、亀裂が入り、この亀裂が裂けると、千葉県と同じ大きさの氷山が生まれるとのことです。

南極の氷山.PNG


もう一枚は、北極海に面するサハ共和国の話です。北極ツンドラ(永久凍土)の解凍によるクレーターが発見されています。地下には豊富なメタンガスが埋蔵されていて、これが噴出すると、炭酸ガスの21倍~28倍の温室効果ガスになるとのことです。

ツンドラ解凍による陥没.PNG


 待ったなしの地球温暖化の実態が、お分かりになられたことと思います。この地球温暖化を阻止するため、全世界の国々が起ちあがったのが、昨年行われた〈パリ協定〉でした。
明日はそのことを、簡単にわかりやすくお知らせしたいと思います。

石炭火力発電所を巡る問題 4 [石炭火力発電所]

 ブログ3回で、待ったなしの地球温暖化の現実が、身の回りまで具体化されてきたと思います。木更津の久津間漁協にお伺いして、幹部の方からお話を伺ったことは、このブログで前に報告してありますが、そこではっきりしたことは次のことでした。

★ 「『江戸前ノリ』で有名だった東京湾内におけるノリの養殖が、壊滅的打撃を受けたのは、地球温暖化に伴う、海水温度上昇の影響で、黒潮が、東京湾内に大量に流入することで、海水表層面の温度があがったことによるのです。」

沿岸浅瀬部分で「支柱柵方式」による養殖は、この影響を受けずに済んだのですが、深海部分の「浮上イカダ」方式の養殖は、その影響をもろに受けたのです。
 久津間漁協では、50人もいたノリ養殖業者は、3人にまで減少してしまったとのことでした。そのとき見せてくれた、黒潮流入状況の地面です。

東京湾内親潮流入図.PNG


更に、ちょっと古いのですが、会員が調べた調査資料の中には、気象庁の資料で、確実に海水温度の上昇が示されていますので掲載します。

温暖化と海水温度の上昇.PNG

石炭火力発電所を巡る問題 3 [石炭火力発電所]

 私が30年前ごろドバイに駐在しているころ、まだ日本には「日射病」という言葉はあっても、「熱中症」という言葉はありませんでした。ドバイの私の友人の奥さんが「熱中症」にかかって、体温の調節が難しいという話を聞きびっくりしたものです。それが今では、日常の言葉になってしまいました。

 最近の気候の変動を見ていると、温帯に属していた日本の気候は、いつの間にか亜熱帯化している気がしてなりません。ヒマラヤの写真も、海没を恐れる国の状況も、遠い国のことで私たちの生活には関係ないのかと言えば、実は目の前に現実にあるのです。
数多くある記録写真の中から、岡山と、お隣市原市の記録を掲載します。

岡山縣の被害.PNG href="/_images/blog/_f5a/seisakukenkyukai/E58589E9A2A8E58FB0E381AEE8A2ABE5AEB3.PNG" target="_blank">光風台の被害.PNG

石炭火力発電所を巡る問題 2 [石炭火力発電所]

 下の写真はNASAが撮影した、宇宙から見た「地球温暖化による海面水温上昇状況」写真です。この状況から生まれた、海抜3m程度の島国は、やがて海面下に沈んでいくのではないかと、様々な対策を練っています。

海面上昇.PNG

 テレビ番組などで「海に沈む島」としてよく取り上げられる島に「ツバル」があります。ツバルは南太平洋に位置する9つのサンゴ島で構成された国です。このうち、たとえば首都フナフチがあるフォンガファレ島の平均標高は1.5m、最も高い地点でも約4mしかありません。
(高橋潔・地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室 主任研究員)

 世界中には既に死活問題になっている島々がこのほか数多く存在しています。
特に海抜の低い太平洋やインド洋の島々には

モルディブ・ナウル・パラオ・サイパン・フィジー・ミクロネシア・キューバ・ジャマイカ

などの島々があり、被害の度合いはそれぞれ異なりますが、国家崩壊レベルの危険にさらされている国が世界中には41カ国もあると言われています。

 皆さん、大変なことだと思いませんか?その中の一つ、天国に一番近い国と言われる「キリバス」の風景です。

キリバス風景.PNG




石炭火力発電所を巡る問題 1 [石炭火力発電所]

 エナジー社による「袖ヶ浦石炭火力発電所建設計画」は、「環境影響評価準備書」作成という、環境アセスメント最終段階に入っています。この案は今年の7月段階で完成予定です。この案ができると説明会が開かれ、市民の意見や、市長、知事などの意見が集約されることになっています。

 昨年5月に、この石炭火力発電所建設を巡る、様々な問題点をこのブログで提起し、63834通ものアクセスをいただきました。その後、今日に至るまでの間、パリ協定と引き続き行われたCOP22(協定締結国会議)で、世界の情勢は大きく変わりました。これらを含めて、私たちの会員の研究・調査事項を中心に、皆さんに目に見えるように特集を組んでみました。
 ぜひ目を通していただきたいと思います。  kawakami

★待ったなし地球温暖化の現実 

地球温暖化ヒマラヤ1.PNG

これは26年前のヒマラヤの氷河です。それが今、下の写真のようになりました。

地球温暖化ヒマラヤ2.PNG

(続く)


「奇妙な果実」 [その他]

「奇妙な果実」トランプ大統領へ
 トランプ新大統領の就任式を巡って、いろんな発言が続いている。私はその中から、東京新聞の「筆洗」の記事を贈りたいと思う。  Kawakami

(南部の木々には奇妙な果実がなる)。米ジャズ歌手、ビリー・ホリデーが歌った「奇妙なな果実」。

「果実」とは、白人からのリンチによって殺され、木に吊るされた黒人の死体のこと。
「奇妙な果実がポプラの木に揺れている」ホリデーの悲しみを絞り出すかのような沈鬱な声が聞こえてくる。

 作詞はユダヤ人の教師だったルイス・アレン。
当時、米国南部では珍しくなかった黒人リンチ。その写真を目の当たりにして、暴力と不公正に憤り、その歌詞を書いた。

 リンチや暴力という直接的な言葉は一切出てこない。南部の風に揺れ、カラスについばまれる「果実」を、淡々と書いた詩は、かえって差別や、それを行う人間の醜さと恐ろしさを、強く印象付ける。

 ホリデーの録音は1939年だが、詞を書いたのは、37年のことというから、今年で80年である。

 80年後のその曲を巡る最近の話題である。現地20日に行われるトランプ次期大統領の就任式への出演を要請された英国歌手レベッカ・ファーガソンさんがこんな条件をpだしたそうである。「奇妙な果実を謳わせてくれるなら」

 人種対立をあおってはばからぬ、次期大統領の好みの曲ではなかったのか。結局、出演は消えた。

 「歌うたびに悲しいが、歌い続けねばならぬ曲」とホリデーは言ったが、聞き続けなければならない曲であり祈りでもあろう…特に米国大統領は。
(1月16日・東京新聞「筆洗」)

豊洲汚染 2 [その他]

昨日のブログに反響が大きかったようである。久々に「赤かぶ」さんのブログが、私の想いと同じなので、昨日に引き続き書いておきたい。kawakami 

巨悪の権化・石原慎太郎をとり逃すな! 

「検出されないことが環境基準」の、猛毒の有害物質「シアン」が初めて検出された豊洲新市場。しかも39か所で最大1・2ミリグラムが検出されたというではないか。

 新市場はナマの魚を扱う場所だ。ここで仕入れた魚介類が家庭の台所や飲食店に出回る。猛毒の「シアン」。 再度、調査をするというが、次ぎも「シアン」が出たら、移転は「白紙」にするしかない。

 元の土地の所有者である東京ガスが「この土地は生鮮市場にはふさわしくない」とくぎを刺したのに、構わず移転を決めた当時の知事、石原慎太郎の罪は免れない。

 なぜ、この男をもっと追及しないのか?現場が決めたこと。オレは知らぬ、存ぜぬ、は通らない。東京都の最高責任者の同意なしに1800億円もの決済事項が決まるわけがない。
 小池百合子は石原の責任を追及すべきだ。猛毒が沸き出るようないわくつきの土地を買った罪を罰すべきだ。

▲ このブログに対する反響も面白い!2~3並べてみよう

★ タダでもいらぬ土地をなぜ東京都が1800億で買ったのかから調べ上げねばならない。全ては石原がからんでいるだろう。どこかに大きな悪がきっと隠れているだろう。

★ 79倍のベンゼンなんてどうでもいい。 問題なのは超猛毒の『シアン』『シアン』『シアン』
 でしょう。 この『シアン』が出たという事実だけで豊洲は アウトだと思います。
 ところがNHKは『シアン』を取り上げない。 信じられません。 どうすればいいのでしょう?

豊洲汚染 [その他]

 今回の豊洲汚染調査結果について報じている「日刊ゲンダイ」の痛烈な記事をそのまま転載します。kawakami

▲ 案の定のデタラメ都政 豊洲は中止、五輪は返上が当たり前
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197628
2017年1月16日 日刊ゲンダイ 

〈生鮮食品を扱う市場として、食の安全・安心を十分確保していくことができます〉――。東京都中央卸売市場が作成した「築地市場の移転整備 疑問解消BOOK」に載っているPR文は一体、何だったのか。

「築地市場」の移転予定地である「豊洲市場」の地下水調査で、環境基準を大幅に超える有害物質が検出された問題。公表された数値によると、201カ所の調査地点のうち、72カ所から有害物質が見つかり、このうち、ベンゼンは1カ所で環境基準の79倍を検出。基準の3.8倍のヒ素も見つかった。

 何よりも衝撃的だったのは、猛毒物のシアンが検出(最大で1リットル当たり1.2ミリグラム)されたことだ。ごく微量でも体内に取り込まれれば、数秒~1分程度でけいれんや呼吸まひを生じて死に至る。見つかっただけで「即アウト」の猛毒物質が、39カ所もの地点で検出されたのだから恐ろしい。

〈もし、新市場でシアンが出たら(核実験で被ばくした第五福竜丸が積んだマグロが入荷し、築地市場の競りがストップした)『原爆マグロ』と同じような事態が起こりかねない〉

 08年6月。豊洲の土壌汚染問題に警鐘を鳴らし続けていた日本環境学会の畑明郎元会長は、東京新聞のインタビューで、こう語っていた。

 当初の計画通り、昨年11月7日に開場していたら、こんな「最悪の事態」が起きていたわけで、想像するだけでゾッとする。

「(市場じゃなく)実験場だ」「もう(移転は)ムリだよ」。14日に築地市場の講堂で開かれた専門家会議を傍聴した約100人の市場関係者から怒声や罵声が飛んだのも、「最悪の事態」が現実味を帯びたからだ。

▲ デタラメの極め付きが猛毒検出

 調査は、2014年11月から定期的に実施してきた。分からないのは、1~7回目は環境基準を下回っていた有害物質の数値がなぜ、今回(9回目)は突然、ハネ上がったのかということだ。専門家会議の委員からは、地下水管理システムの稼働で地下水が移動した可能性や、1~8回目とは異なる民間機関が調査したこと――が理由として挙げられたらしいが、数値が変わり過ぎだろう。

 こうなると、都が公表してきた過去の「基準内」の調査データの信憑性についても“怪しいにおい”がプンプンしてくる。それでなくても豊洲移転をめぐる都の対応は、ゴマカシとデタラメばかりだからだ。専門家会議が土壌汚染対策で提言した4.5メートルの「盛り土」について、一部では密かに取りやめながら、ホームページでは市場全体に「盛り土」をした図を掲載。昨秋に建物地下にナゾの水がたまっていたことが報じられた際には「地下水管理システムが稼働すればなくなる」と平静を装っていたが、稼働して3カ月経った今も水位はほとんど変わっていない。

 工事をめぐって「官製談合」疑惑も浮上。13年11月の1回目の入札が不調に終わった都は、3カ月後の翌14年2月の再入札で予定価格を628億円から1・7倍の1035億円につり上げ、大手ゼネコンの鹿島、大成、清水がそれぞれ中心となるJVが、いずれも99%を超える高い落札率で3施設を受注。当時、談合情報があったにもかかわらず、見て見ぬフリをした都の「入札監視委員会」の委員長は元築地市場長だった。

 何から何までインチキで、その極め付きが今回の猛毒物の検出だったのだ。都政問題に詳しい元毎日新聞記者のルポライター、永尾俊彦氏が言う。

「都は豊洲の土壌対策に860億円を投じてきましたが、今回の一件で失敗がハッキリしたわけです。もはや対策は破綻したと言っていいでしょう。(移転を見直して)反省し、責任の所在を検証、明確化する時期に来ていると思います」

 もはや豊洲市場は「開場延期」なんて生易しい手段で済まない。誰がどう考えても「移転中止」が必然なのだ。

」豊洲猛毒検出.PNG






残土条例パブコメ [残土埋立]

 袖ケ浦市の残土条例がこの3月議会に再提案されることになっています。目下その残土条例(案)に対するパブリックコメント募集中です。締め切りは明日の19日です。私は、残土埋め立ての現状や、館山市、鋸南町、富津市、君津市、木更津市と続けざまに起きている、残土を巡る裁判事例を見るにつけ、千葉県条例のずさんさと、住民の怒りを感じています。

 袖ケ浦市で、今回また廃案になれば、「日本一のごみ捨て場」と、市民が自嘲しているお隣の市原市のようになるのは目に見えています。条例自体の不備な部分も確かにあるのですが、ぎりぎりの選択としてぜひ今回は議会通過をしてほしいと願っています。

 この問題に対する基本姿勢と、本当は克服してほしいいくつかの点について、一応パブコメに提出する形で記録しておこうと思います。  kawakami

1、 基本的意見
 今回の再提案は、前回に比し、新たに起きた改良土に対する対処、あるいは地権者の責務等修正部分が付加され、袖ケ浦市の現状にあっては、ぎりぎりの判断であることを理解します。ぜひ採択されることを熱望します。議員各位の真摯な調査・検討・討議を要請します。

2、 議案討議における議員構成について
この議案討議に当たっては、家族・親族が当該事業者である議員は、討議参加を控えるべきであると考えます。

3、具体的事項についての要望事項・・可能であれば検討されたし   
① 第6章44条~47条
 資源開発社の贈収賄事件は有罪判決が出て、被告はその判決に従い終結しました。このことに伴い、当然事業許可書は無効になるものだと普通は考えます。しかし事業許可はそのまま継続であるという。不思議な話でした。こういうことについて罰則、あるいは規制はできないものでしょうか

⓶ 第11条第2項
 木更津市の条例はご承知の通り、事業区域周辺2kmの住民8割の同意が必要としています。袖ケ浦市は残念ながら300mです。過日、浜宿団地裏地の団地埋め立て事案にあっては、団地すべての住民が同意の対象とならなかったと聞いています。せめて茂原市の残土条例のように、500mあたりまで拡張してもよいのではないのかと考えます。

4、「残土特別委員会」設置について
 多発する残土問題について、千葉県弁護士会は、そのための特別委員会を設置し、対処しています。条例実施に当たっては・袖ケ浦市でも「残土特別委員会」のような一定の権限を持つ委員会を作られてはいかがでしょう。

△ 県条例を巡る裁判事例で浮かんできた、数多くの問題があります。その中から特に気になった部分のみ書いておきました。         以上

佳い話2つ [その他]

★ 土井菜摘さん
 昨日、1月15日(日)、皇后盃第35回全国都道府県対抗女子駅伝が開催されました。全国女子駅伝とも呼ばれ、中・長距離ランナーの育成強化を目的に始まった大会です。
 テレビでは、京都の雪降る中で疾走する選手の姿が映し出され、「これは大変な日にぶつかったものだ」と思いながら見ていました。すると千葉県が先頭集団で頑張っています。思わず応援していると3位に入賞しました。すごい!参加チーム47組の中での3位ですから、千葉県も大したものです。
 そのときは知らなかったのですが、なんとその中に袖ケ浦市昭和中学校の土井菜摘(なつみ)さんが、選手として奮闘していたということを、夜の私たちの集まりで聞きました。改めて熱い拍手を贈ります。おめでとう!

女子駅伝.PNG


★ 駅の電光板
 佳い話の二つ目は大学入試センター試験の日、八王子駅の電光板に「頑張れ受験生」の文字が出ました。若い駅員の発案によるものだそうです。うれしい話です。八王子駅という職場の雰囲気も感じられる心がほっとするような話でした。

駅の電光板.PNG

第64回目のデモが袖ヶ浦で行われます [平和]

 袖ケ浦市・木更津市・君津市・富津市4市が順繰りで、月に一度の「脱原発デモ」を行ってきました。16巡目になり、64回目になります。今月は袖ケ浦市の番です、下記日程で行われます。

   日時   1月29日(日)午後2時~3時
   集合   福王台中央公園
   コース  16号線往復です
 
 太鼓・らっぱ・鳴り物歓迎・ゼッケン・幟・風船・・・明るく、楽しいパレードです。
皆さんふるって参加してください。(クリックすると大きくなります)


脱原発デモ.PNG




脱炭素化紀元元年 2 [石炭火力発電所]

巨大市場をだれがとる
 しかしそれだけではありません。地球を動かす、とにかく巨大なエンジンです。付け替
えには巨額の費用が掛かります。再生可能エネルギーへの移行など脱炭素化には年に5兆ドルものインフラ投資が必要だとされています。
 費用が掛かるということは、巨大な市場が創出されるということです。脱炭素化市場は
自動車産業の2倍以上の規模に成長する見込みともいわれています。パリ協定には消極的なトランプ米次期大統領にも魅力的に映るでしょう。政治の意志と巨額の資金が渦巻く中、その熾烈な争奪戦がすでに始まっているということです。

一方、化石燃料による発電施設には座礁資産化のリスクも潜在します。使い物にならな
くなるということです。切り替えの遅れた企業は、温暖化の被害者による膨大な訴訟リスクを抱えることにもなるのです。
環境投資は、今や社会貢献ではありません。企業の生き残りをかけた主戦場と化したの
です。COP22サイドイベントには、大手機関投資家の最高投資責任者が大勢顔を見せました。気候変動にまつわるさまざまなリスクを踏まえ、世界を巡るマネーの流れもこれからますます大きく変わると思います。

さて日本はどうか。パリ協定の国会承認(批准)さえ発効に間に合わず、リスクを共有
できない国として国際社会の失笑を買いました。温室効果ガスの削減を再稼働のままならない原発に頼りすぎているからです。

フクシマに教えられ
脱炭素化のエンジンは世界的には、再生可能エネルギー、原発ではありません。原発は
石炭火力以上に「燃費」が悪いと、多くの国が気付いたからなのです。
福島第一原発事故が原子力の潜在リスクの膨大さ、平和利用の難しさ、ひいては投資リ
スクの大きさを世界に知らしめたからなのです。
ところが当の日本がなぜか方向転換できません。旧態依然、痛みをわかちあえません。
新年宇宙船「地球号」のカウントダウンが聞こえてきます。私たちを置き去りにしたままで・・・

脱炭素化紀元元年  1 [石炭火力発電所]

 新聞の社説などほとんど読む人はいないでしょう。私もそう読む方ではありません。でも10日の東京新聞の社説には目をひかれました。ぜひ皆さんも読んでいただきたく、2回に分けて転記します。なぜか、千葉・市原:袖ケ浦にできる石炭火力発電所について、考えてほしいからです。社説の題は「脱炭素化紀元元年」です。kawakami

 お知らせします。宇宙船「地球号」は、火力、原子力から、風力、太陽光のエンジンへと取り換えが済み次第出発します。どうか、お乗り遅れのないように・・・

 この新年を「脱炭素化紀元元年」と呼んでもいいと思います。後世の歴史書に、そう記されるかもしれません。
 昨年11月に発効したパリ協定は、地球温暖化を水際で食い止めるために結ばれた新しいルールの大枠です。
 その直後、気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)と、パリ協定の第一回締約国会議がモロッコのマラケシュで開かれて、来年中にその中身を煮詰め、3年後の2020年には、本格的始動させると決めたのです。

▲ 危機感を共有できた。
 パリ協定の最大の特徴は全員参加の精神です。先進国だけに温室効果ガスの削減義務を負わせた京都議定書とは違い、先進国も、中国やインドを含む途上国グループも、現行ルールの京都議定書からいち早く抜け出した米国も、アラブの産油国さえも温暖化を「人類共通の敵」だと、にわかに認識し、それぞれが「共通だが差異ある責任」を負うことに合意した。

 温暖化の原因は、温室効果ガス、主に二酸化炭素(CO2)。そのもとになる石炭や石油などの化石燃料をもう使わないようにしよう、減らしていこう、低炭素ではなく、脱炭素社会を目指していこう!という取り決めです。

 パリ協定は気候変動に伴う未知の危機から世界を救うため、世界全体の平均気温の上昇
を、産業革命まえに比べて、少なくとも二度より低く抑えなければならないとしています。そのためには、今世紀後半までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにしなくてはなりません。

 20世紀の宇宙船「地球号」の燃料は、主に石油や石炭でした。地球を動かすエンジンを
付け替えなければなりません。文明史上の大転換が、この新年から始まったと表現しても決して大げさではないでしょう。
世界が一つになった理由は第一に「危機感」です。地球規模の異常気象は、年々激しさ
を増しており、貧困や公衆衛生、人権問題などにも多大なる影響を及ぼすものになっています。もはや安全保障の領域です。このままでは経済成長はおろか、人類生存の持続可能性すら脅かされてしまうというのが共通認識です。(続く)


残土条例 4 [残土埋立]

 例えば、「資源開発社」の贈収賄が有罪となり、農業委員会の自浄力が発揮されて、農業委員会はその本来的機能回復が図られた・・・という事件がありました。ところが不思議なことに、このとき許可された事業についての事業停止にはならず、資源開発社は、何事もなかったかのように、今も事業が継続されているのです。

 許可の取り消しが論議されたましたが、県段階で、それはそれ、これはこれという何が何だか不明な理由で許可の取り消しはなされなかったと聞きました。市民の常識では、有罪が確定した時点で、この事案の事業許可も取り消されるのが当然と考えます。行政とは時折このような、市民の常識は行政の視点からは非常識と見えるらしいのですね。

 このような罰則についての規制も、内容的にはもっと吟味する必要があるのではないか・・と思ったりするのですが、議会の現状を見ると、厳しくなればなるほど、機械的反発が強くなるのが目に見えているようです。改良土を取り上げたことだけでも、本当は大変なことなのかもしれません。

 お隣の市原市では、心ある人達は日本一のごみ捨て場と自嘲しています。大気汚染は県内一。残土・不法投棄、その上にゴルフ場の数もすごい。自然がズタズタにされているし、最近は改良土の埋め立ても多くなっているということです。特定廃棄物(放射能8000ベクレル以上の含有廃棄物)処理場に話もあり、我慢しきれなくなった市民有志による反対運動が昨年は盛り上がりました。

 そんな街にしないためにも、ザル法化している県条例にこのまま委ねていてはいけません。
今回の再提案には、担当課のぎりぎりの判断が込められているのであろう・・とみています。
 下の図面は、市原市の現状です。袖ケ浦市もこのような地図を作るとどんな図面になるのでしょうか・・今ならまだ間に合います・・・残土条例はぜひ成立させねばなりません。

 3月議会での討議と、議員一人一人のこの問題に対する判断を厳しく見つめていきたいと思います

  Kawakami (この稿終了)

市原市.PNG

残土条例再提案3 [残土埋立]

 残土条例についての討議の中で、必ず出てくるものは地権者の権利侵害という事項です。私有財産である土地の賃貸借や、売買について、みだりに行政権力が介入することは避けるべきであるという意見です。残土埋め立て地は山林に多い事業であり、山林の売買や賃貸は、確かに地権者にとって、絶好のチャンスでありめったにない機会でありましょう。あっさりと業者に売ってしまったり、あるいは「原状回復」を条件に、土地の貸与を承諾する地権者が多いことは「さもありなん」とうなづけます

 しかし、そのことで起きるリスクは多様にあります。一番は異常気象による水害・崩落です。次に搬入土壌の有害物質の混入による、埋め立て土壌から流出する有害溶液です。更には、事業途中での放棄による原状復帰など全くできない状況になってしまうこと。(いくつも事例アリ)

 今回の条例には、特に項目を設けて(36条)「埋め立て事業にかかわる土地所有者に対する措置命令」として、これら事故の場合、「搬入土壌の撤去や、崩落などの場合、災害の防止する措置を命ずることができる」となっており、地権者の責任が明確に定められています。
地権者も、新たな事態として、自然保護、公共福祉の立場から、土地の売買、貸借について、その土地利用内容をしっかり吟味してかからねばなりません。

 内容の中には、木更津のような事業周囲2km以内8割の同意や、県外残土の搬入禁止項目など、君津や木更津のような厳しい条項は見当たりません。しかし、袖ケ浦市では、平成14年9月議会で、下記のような表題の意見書が、全会一致で採決されていることを思い出してください。当時の議員さんたちは非常に先進的な意識をお持ちだったようです。当時の議員さんの中には、実際に埋め立て事業をなさっていた方もいらしたようで、「よくぞまあ全会一致とは・・」と感心させられます。

「県外の残土を持ち込ませない」県条例ならびに
「残土埋め立てに実効ある規制を求める」県条例の制定を求める意見書について

このような表題の意見書が 提出者  林  弥雄 
             賛成者  岡田  実
                  石井 正信
                  渡辺 広行

以上議員によって提出され、満場一致の採択がなされたのです。「今では考えられないほどすごいことをしたものよ・・」と思います。

(この稿続く)
         

残土条例再提案 [残土埋立]

 皆さんは「残土」と「改良土」の違いをご存知ですか。一般的には「残土」は、建設発生土を指します。しかしこの中にコンクリート塊やアスファルト、建設汚泥、建設木材なども当然出てきます。これらは産業廃棄物、あるいは油類は特別管理産業廃棄物などの名称で厳しく分別しなければなりません。

 さてこの残土ですが、原則的には、建築現場での活用が求められていたものが、大規模な開発に伴い、大量の現地活用余剰残土が生じるようになり、千葉県でいうと、首都圏からの残土がどっと埋め立て残土として流れ込んで来たという経緯があります。

 一方、残土の有効利用ということで、人工材料を付加し改良した土が作られるようになりました。これを「改良土」と言います。しかし有効利用するはずのものが、残土埋め立てへの規制強化で、逆に残土に何らかの手を加えた改良土として埋め立てる・・・という業者が現れ始めました。「これは残土ではないので、法律に引っかからない。地権者の許可があれば勝手に埋めてもよい」ということで、残土条例の網をくぐっての不法投棄が、急速に増加したのです。(この中には産業廃棄物を加工したものなども含む)

 木更津市の「改良土」不法投棄をその筆頭として(この不法投棄地の一部は袖ケ浦市内)
当袖ケ浦市でも、数か所ソーラーパネル設置の地盤整備を名目の、改良土埋め立てが行われたことを聞いています。

 「改良土」は、確かに、従来の「残土条例」の対象外の土であったため、行政は全く手を出せない状況でした。今回、再提案される「残土条例」には、このことに対する対応が、明示されています。このことは他市にはない画期的なことと言わねばなりません。再提案の最も重要な部分です。高く評価したいと思います。(続く)

Kawakami






残土条例再提案 [残土埋立]

残土.PNG 

 上記写真ではっきりとわかります。袖ヶ浦港に積み上げられた残土は、以前に増して大きな山になっています。君津市では「県外残土の搬入禁止」を打ち出した残土条例を作りました。その理由の一つに、県外残土が港に積み上げられた時点から、発生元が不明になることが記されてありました。条例成立以降、残土埋め立て申請はゼロの状態が続いています。
また、この間行われた市長選で、残土条例廃棄を狙った候補は落選しました。

 木更津市下郡地区の高尾産業による残土埋め立て計画は、2km以内8割の住民同意という残土条例の壁を破ることができず断念に追い込まれました。住民側の固い団結が、残土条例に守られて勝利を勝ち取ったことになります。この取り組みを支えた市議会議員は、党派を超えたメンバーが並んでいます。木更津もこの事案と、改良土の不法投棄を除いて、埋め立て申請はありません。

 今回、袖ケ浦市で再提案される。残土条例案の提案趣旨の冒頭に、「規制対象外の土砂等による埋め立てに関する課題」には次のような文言が記されています。

「本年度に入ってから、市内で建設汚泥処理土等による埋め立てが急増しており、近隣住民の不安を払拭するためには、早急な規制の必要がありますが、県条例の適用を受けている現状では、独自に規制強化を図ることは困難となっています。」

 まさに、私たちが指摘してきたとおりの現実が、いま表れてきているのです。また前回議会否決後、県に対して要請した「県条例の厳しい適用要請文書」も、市民に向けてのアリバイつくり的な手続きにすぎなかったことも明白になったと言えましょう。

 さて、それでは、今回再提出の残土条例の内容には、問題はないのか? 内容を吟味してみたいと思います。(続く) kawakami


木更津・富津沿岸漁業 [漁業]

自然環境と漁業・・特にノリ養殖の関係について考えるとき、海水温度、海水の汚染、湾内海流、河川水量との関係・・などが考えられる。
これらのことについて、一緒に行った同僚が次々と尋ねてくれた。彼は自分で調査した資料をどっさり持っていて、そこにある図面を見せながらの話し合いであった。漁協の方も、研究されている方と見え、明快に答えが戻ってくる。気持ちの良い意見交流であった。

 決定的なことは、太平洋海流・黒潮の湾内流入が大量に増加し、それによる海面表層温度が高くなり、大きな被害を浴びているという事実である。昨日紹介した新聞記事の中に、「沖合の『浮上イカダ方式』によるノリ養殖は全滅」と言う記事があったが、その理由が、湾内流が浅瀬部分まで入ってこなかったので「べた枠」の養殖部分は何とか生き延びたが、沖合に浮かべている「浮上イカダ方式」は、ほぼ全滅・・と言うことであった。

 はっきりしたことは、湾内海水温の上昇は、タンカーの油事故や、コンビナートからの排水温度熱の影響よりも、海流自体の変化がずっと大きな影響を与えている事実である。
 このことは、実は地球温暖化が原因であることは、すぐわかる・・・ただそのことに対し、どう対応するかとなれば、1漁協として、打つ手がない。目前の現象に追われ根っこの部分を直さなきゃ・・と言われても、それはそうだが、この小さな漁協で、以前50人いた海苔養殖業者が、現在3人になっている現実の中で、地球温暖化にぶつかることで問題を克服しようと言われても、現実は「くらしはどうなる」と言われると返す言葉がなくなるというものだ・・・・

 公害問題の解決は、かっては漁業権の放棄という補償金方式での解決が目立った。現在は、金で解決の時代ではなくなったようである。一つ学んで帰ってきた。
  Kawakami


木更津・富津沿岸漁業 [漁業]

6日、木更津のある漁業協同組合の理事さんとお会いした。昨年4月20日と記憶しているが「千葉日報」に、次のような記事が掲載されていたのが気になっていたからである。

「江戸前ノリの産地として知られる千葉県内のノリ養殖が異例の不作に見舞われている。県によると、今季の出荷量は前年比6割減。海水温の高さが一因だといい、摘み取り時期を迎えてもいまだ一度も収穫できないケースがあるという。漁師からは「こんなことは初めて」「死活問題だ」と悲鳴が上がっている。」
と記事は続いていて

「他の漁協も深刻だ。木更津市の金田漁協のノリ漁師、斉藤高根さん(60)によると、沖合で行う主力の「ベタ流し方式」は収穫ゼロ。「約30年前も同じような不作だったが、その時は年末になって良くなった」とかすかな望みをつなぐ。」
と文言は続いていた。

「結局年の暮れになって、回復は見込めましたか?」
と聞いてみたのである。
「いやア、まったく最後までおなじでした。このまま進むと、海苔業者はは完全に干上がりますね・・」
ということである。

私の手元に、「浜の活力再生プラン」という文書がある。この文書は「地域水産業再生委員会」という組織の「内湾地区部会」が発行人名義になっていて、平成30年度までに、浜の活力を再生すべく取り組む5か年計画書である。

その根本方針は3点である。
1、 漁業者の生産コストの削減
2、千葉海苔ファンづくり活動の実施
3、環境変化の対応した施設・生産手法の導入
であり、1年ごと目標が定められてある。

私は、この文書の中身に、漁業を決定する自然環境への取り組みのようなものが一つもないことが不思議でならなかった。このことを現場で働く漁師さんたちはどのように考えているのであろうか。
それを聞いてみたかった。(続く)  kawakami


JRダイア改悪 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

 鉄道研究家の山の井さんから、年の暮れに、JR3月改正ダイヤの詳報が「動労千葉のホームページ」に掲載されていることを聞いた。本当に詳細にわたって記載されている。専門用語も混じっているので、ところどころ不明な部分もあるけれど、内房線関係を抜粋し紹介させていただく。じりじり目立たぬように、合理化が進んでいることがわかる。Kawakami

内房線

◎3月ダイ改で千葉支社は、内房線に「君津系統分離」と称して、千葉~館山間の9時台~16時台(一部17時台)の時間帯の列車は、全て君津駅(木更津駅)で折り返し運転を実施するとしている。
下りは、君津着9時29分(増発)~14時31分までの6本と,17時13分着の1本で計7本の快速列車。
上りは、君津発8時57分~14時44分までの7本の快速列車を対象に系統分離を行うとしている。
実施する理由として千葉支社は、「上り方面への利便性拡大」を行うとしながら、もう一方で、「風による内房線の遅れを上り方面に波及させないため」と説明してきた。そのため、館山方面からの列車が風等で遅れた場合、快速列車は接続を待たずに発車するとしている。儲かるところには列車を走らせ、儲からないところは徹底的に切り捨てるというJRの姿勢を絶対に許すことはできない。

◎今年3月ダイ改正で、特急列車削減に伴い新設した特別快速の廃止。

◎各駅停車の廃止について

・千葉~館山間
191M(千葉16時03分発)
1127M(千葉18時28分発)
126M(館山5時07分発)
128M(館山5時27分発)→姉ヶ崎始発に変更

・千葉~木更津間
159M(千葉11時00分発)
169M(千葉12時31分発)
177M(千葉14時00分発)
164M(木更津11時44分発)
172M(木更津13時14分発)
182M(木更津14時44分発)

◎館山2番列車(126M)、3番列車(128M)の廃止に伴い、館山帯泊は5本とする。
◎128Mが姉ヶ崎始発になることから、姉ヶ崎駅での準備時間を設定する。

◆久留里線
◎久留里~亀山間で次の初列車、終列車を廃止するとしている。
920D(亀山発5時07分初列車)→久留里駅始発に変更
2951D(久留里22時41分発→亀山22時59分着の終列車)

◆京葉線
◎夕方通勤時間帯に、東京発18時32分の西船橋行きを1往復増発する。

◆特急関係
◎NEX 横浜方面の上り3本、下り3本を削減し、新宿方面に上下2本ずつ増発。
◎わかしお3号、11号、19号、4号、12号、20号について、257系から255系に運用変更。
◎さざなみ1号を姉ヶ崎駅停車とする。
◎しおさい14号銚子発を19時15分に変更。
◎新宿さざなみ2号を館山発15時01分に変更

◆要員関係
◎木更津運輸区では、君津系統分離に伴う泊行路1減、日勤行路1増により運転士2名減、車掌については行路増で5名増としている。
◎千葉運輸区では、運転士、車掌ともに臨要員1名増としている。
◎蘇我運輸区では、土休日の行路削減を縮小することにより運転士2名増、車掌は臨要員1名減としている。
◎鴨川運輸区は、君津系統分離による行路数減で車掌11名減としている。

◆ダイ改実施期日
来年3月のダイ改実施日は、3月4日(土)としている。
さらに千葉支社は、駅業務委託拡大及びみどりの窓口閉鎖、遠隔操作導入=改札無人化を提案してきた。
平井駅委託と、4駅の改札無人化(初電~7時まで)を提案

◆駅業務委託
◎平井駅について、JESSに業務を委託する。管理4名、一般4名削減。なお、グリーンスタッフ(GS)は転勤で対応。実施日は、3月1日

◆みどりの窓口閉鎖及び営業時間変更
◎幕張本郷(JR)、新検見川(JR)、佐貫町(JESS)、安房勝山(同)、潮来(同)のみどりの窓口を閉鎖。実施日は3月1日。
◎長者町、佐貫、安房勝山、富浦、南三原、笹川の営業時間を、9時~17時の時間帯に変更。実施日は、3月1日。
◆駅遠隔操作=改札無人化の拡大

◎稲毛駅を制御駅として新検見川、西千葉の各駅に遠隔操作を導入し、改札無人化を実施。実施日は、2月1日。
◎稲毛海岸駅を制御駅として、検見川浜、千葉みなとの各駅に遠隔操作を導入し、改札を無人化する。実施日は、2月1日。

動労千葉

賀詞と素敵な写真 [平和]

関会長からの賀詞と素敵な写真です。  kawakami

おけましておめでとうございます。
今日の一日のように平穏な一年でありたいと
思いますが、そうは言っていられない一年となることでしょう。

体をいたわりながらやれる範囲でやっていきましょう。

裏山から見た初日の入りと富士山

せき

初日の入り.PNG


初日の入り2.PNG

繊維統計改ざん [国政]

 いつもびっくりするようなニュースを送ってくれる友人から、次のニュースが送られてきました。昨年はよく登場した〈赤かぶさん〉のブログの一部です。新年早々から安倍内閣のでたらめさ、恐ろしさが、改めて伝わってきます。 kawakami

経産省、繊維統計を改ざん 請負業者が告発 回答数を水増し、年内に廃止へ
2016/12/26 23:14 日経新聞

 経済産業省は26日、繊維製品の在庫量などを調べる「繊維流通統計調査」で長年、実態と異なる数値を記載していたと発表した。40超の品目ほぼ全てで改ざんがみられ、10年以上前の数値がそのまま記載され続け、実際の数値と最大で10倍程度の差が生じた例もある。11月に経産省から業務を請け負う業者の告発があり、不正が発覚した。

 同統計は1953年から実施しているが、同省は不正発覚を受け年内で廃止する。政府は統計の精度を高める取り組みを進めているが、同省の対応はあまりにずさん。経産省によると、繊維業の所管部署が調査の回答企業数を水増しし、2016年9月分は有効回答数258社に対し、調査票を配った733社の95%以上が回答したことにしていた。

 各項目の数値も調査票が十分回収できていた当時の数値を“横置き”してそのまま使い続けていた。不正開始時期は不明だが、経産省が発足した01年当時の数値のままだった項目もある。

 13年4月には、回答が全く得られない項目などで6年かけて数値をゼロに減らすと担当部署で決定。事実を公表せずに修正をしようとしたことになる。同日会見した風木淳参事官は「事態を深刻に受け止めている。事実確認を徹底し、内規に従い早急に関係者を処分する」とした。
26日、国民を長年にわたって騙していたことを経済産業省(担当大臣世耕弘成)が渋々認めました。11月に経産省から業務を請け負う業者が告発したことで国の不正が発覚したのです。

★ これは驚くべき内容です。今回は繊維製品のインチキ統計データになっていますが、氷山の一角と同じで一事が万事、あらゆる分野でしていたことは明らかです。失業者数の統計、就職関連、求人関連の統計もデタラメでしょう。道理で国の示すデータでは景気回復してるはずなのに体感的に不景気だったわけです。

 それにしても不正が発覚したから年内で統計を廃止するって、ただ臭い物に蓋をするだけじゃないですか。ということは、厚生労働省も、総務省も、防衛省も、全ての省庁がやってるでしょう。
内閣支持率調査など最もたるものでしょうね。恐ろしや、恐ろしや・・・



新年の挨拶 [市民が望む政策研究会]

袖ケ浦市民が望む政策研究会 会長 関  巌

 皆様あけましておめでとうございます。
 
 政策研も設立以来9年目を迎えました。この間袖ケ浦市や県、国の様々な問題に取り組んできましたが、現在取り組んでいる主な問題は火葬場問題、残土条例、石炭火力、原発問題などです。市民に直接関係ないと思われる人も多いと思いますが、それぞれ直接間接に市民に関わりのある問題です。『市民が政治を忘れても、政治は市民を忘れない』という言葉があります。政治のすべてが私達の暮らしとかかわっていると言うことです。国の政治、県の政治、市の政治のあり方が、私達と無関係なものはないということです。

 確かに直接関係ないと政治にかかわることは面倒くさいと思います。またやってもどうせ変わらない、やってもムダだとも思います。しかし、何もしないということは行政府(市、県、国)の行うことをそのまま是認することになってしまいます。民主主義が選挙の時だけの民主主義でなく、日常的に民主主義(市民が主人公)がこの社会で生きていなければいけません。

 その視点から今年も少しでも政治について関わり、皆様に情報を伝え、運動を続けて行く所存です。

 今年もよろしくお願いいたします。
          2017年元旦

メッセージを送る