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リチウム電池の裏側 [その他]

今日は東京新聞「本音のコラム」に竹田茂夫さん(法政大教授)の「リチウム電池の裏側」というびっくりするような記事をお知らせしたい。Kawakami

スマートフォンには約3グラムのリチウム化合物が使われる。ハイブリッド車には約20㎏、電気自動車(EV)のテスラ車には約50㎏が必要だ。今後一層の需要拡大が見込まれるリチウム電池には、その他に黒鉛やコバルトが必要だが、だれがどんな状況の下で鉱物資源を採掘しているのか。

 昨年米国紙が一種の調査報道でグローバル供給網を解きほぐして、コンゴ民主共和国の危険な手彫り採掘や、胎児にまで及ぶ環境汚染、中国黒竜江省の寒村の黒鉛被害、南米チリ国境の「リチウム三角地帯」の水質悪化や詐欺的な採掘権取得を明るみに出した。調査の障害は、供給網始点の実態を知られたくない大企業の秘密主義で、豊田通商や日本カーボン等の日本企業の名も挙がる。現地の貧困層の中には、明日の糧のために労働搾取や環境汚染を耐えるしかない人々がいるが、彼らは声を挙げられない。

 時代の先端の世界賞品が、地球の裏側でどんな惨状を引き起こすか、歴史上の事例には事欠かない。コーヒーや砂糖といった西欧時代の嗜好品は、新大陸の強制労働で供給されたのだ。(原著が版を重ねるポメランツ他「グローバル経済の誕生」の改訳を期待したい)

 市場原理は情報効率化=情報遮断に基づいているが、賞品と情報のグローバル化の中で消費者はいつまで無関心を装い続けられるのか。


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