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環境アワセメント  9 [石炭火力発電所]

 南高梅という梅はご存知でしょう。口に入れるととろりと溶けて、特に酸っぱいわけでもなく、甘酸っぱい香りが口中に漂う・・・あの梅です。南高梅と言えば和歌山県。和歌山県田辺市秋津川村で、なぜか梅の木が枯れたのです。山桜が次々と枯れていくのです。その原因はどこにあったのでしょう。

 1991年梅農家の人たちは「梅枯れ本数調査」を始めました。毎年8月12日を決め以後8年間調査して地図落としていったのです。それで見えてきたことは、年に1kmずつ拡大していく経過が分かりました。

 1992年「紀南農協梅病害虫対策委員会」を梅農家の人たちは立ち上げます。この「梅対」が中心になり活動を展開し、翌年には農協全支所の取り組みに発展。この年関電は「環境測定器」を設定し測定を開始するのですが、当初オゾンの測定を除外しました。オゾンはいわゆる光化学オキシダントの主成分で、窒素酸化物と揮発性有機化合物が太陽光の影響で反応してできる物質です。しかし住民の指摘で翌年から調査を開始してみたらだんだんはっきりしてきたのです。

 御坊火力発電所の稼働によって、発電所を基点とした半径14~24キロ地点が、亜硫酸ガス、窒素酸化物、浮遊ばい煙の最大着地点となり、その影響は16市町村の地域に及ぶことが分かったのです。県では調査に乗り出し、「このままでは御坊火力発電所稼働により、土壌の酸性化が進む。抜本的対策が必要である」ことを指摘しました。この運動はまだまだ続くのですが、光化学オキシダントの恐ろしさを現実化した事実です。(火力発電所問題全国連絡会)

 次は、「専門医のためのアレルギー講座」の資料です。兵庫医科大学公衆衛生学の島正幸先生が疫学的観点から、PM2.5、光化学オキシダントによる健康被害の現実を報告している文書があります。ここでは、「オキシダントは喘息を増悪させる」という言い方で、濃度が濃くなればなるほど、その作用が強まることを、数値を挙げて証明しています。

 PM2.5や光化学オキシダントを、環境影響評価項目から除外することは許されないという事実の証言です。

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