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石炭火力発電所を巡る問題  9 [石炭火力発電所]

 さて、いよいよ、わが袖ヶ浦の石炭火力発電所建設について触れていきます。わたしたちが石炭火力発電所建設について要望していることは、「建設を即時中止せよ」ということではありません。『建設に当たって熱源の変更』を要望しているのです。

 袖ケ浦市の環境審議会討議で浮かんできた、いろいろな問題点についての説明中、不明の点5点について、エナジー社に直接尋ねてみました。いくつかこのことについて触れてみます。

 石炭火力がいかに最新鋭の「超々臨界圧炉」を使用しても、従来のLNG(天然ガスを液体化したもの)の2倍のCO2を発生することは明らかになっています。それをさらに低減化する脱硫装置や集塵装置、脱硝装置等について、「数値で明らかにしてほしい」と、エナジー社に要請しましたが、「全国統一基準はありません。利用可能な裁量の技術的方法を採用することが求められていることから、それに応えるよう検討中」とのことです 
 つまり現段階では、2倍というCO2排煙については変更なしということになります。

 これは質問事項ではありませんが、出光興産というと石油でしょう。東京ガスというと都市ガスでしょう。九州電力が東京電力の縄張りに殴り込みをかけてきたのも首をかしげますがちょっと置いておきましょう。熱源の変更は一番容易だと思うのですが、そこで石炭の入手方法について、ちょっと調べてみました。

 なんとびっくりしました。出光興産はオーストラリアに優良炭鉱を保有しているのです。
その記者会見で発表した文面をそのまま紹介しましょう。

▲ 豪州ボガブライ石炭鉱山 拡張工事完了について

 豪州ボガブライ石炭鉱山は豪州ニューサウスウェールズ州に位置し、2006年の操業開始 以来、高発熱量で低硫黄・低灰分の高品位炭を生産してきました(2014年生産量実績558万 トン)。
 同鉱山では2012年に生産設備の拡張工事を開始し、新たに選炭機の導入や、鉄道積込設備、貯炭場等の建設を進めてきており、このたび、これらの工事が完了したことから、本日、竣工式を行いました。
 今後は、これらの設備を活用して、生産する石炭の更なる高品位化および製鉄用原料炭の増産を開始し、今後20年以上にわたり年間約700万t(生産量比で2014年実績の約2割増)の石炭生産を計画しています。

 石炭は、供給の安定性と優れた経済性から、国の長期エネルギー需給見通しにおいて、 今後もエネルギーミックスの重要な役割を担うエネルギー源と位置付けられています。3社は、製鉄用および発電用として、環境特性に優れた同鉱山の石炭を長期にわたり安定的に供給することで、製鉄業をはじめとしたアジア地域の産業の持続的な成長と日本のエネルギー・セキュリティに貢献してまいります。 2015年8月28日

 現在、この文面通り700万トンの拡張工事も完成しました。
さて 袖ケ浦の石炭火力発電所で、年間燃焼させる石炭の量はどれほどと思いますか。なんと580万トンです。出炭量と比べてみてください。このことについて皆さんはどのようにお考えになるのでしょう?

ボガブライ鉱山.PNG


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